中身のない格言に共感しやすい人はボランティア活動が少ない!という意外な研究

2019年3月29日ブログ運営者が考察してみた。, 人生を上手に生き抜くテクニック, 人間心理

知能が低い人ほどスピリチュアルを信じがち!なんて身も蓋もない研究がありましたが..

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当ブログではたまに面白い論文を見つけては共有しているんですが、中でもダントツの人気を博したのがこんな記事。

ザっと中身を説明しますと、ウォータールー大学という面白い研究を度々紹介している大学がありまして、ここの研究によって「知能が低い人ほど超常現象や宗教、スピリチュアルな格言に共感しやすい傾向にあった!」という結果が出たんですね。何とも身も蓋もない話であります。
 

 

中身が空っぽな格言に共感しやすい人はチャリティ・募金活動に消極的かも

スピリチュアル 格言 ボランティア

ということで今回は似た筋の研究が出ていたんで共有します。これは2018年にリンショーピング大学が発表した研究(#1)でして、舞台はスウェーデン。1015名(男性:509, 女性:506)を対象にこんな実験を行ったんですね。

実験デザイン
  • 中身が空っぽな格言7つ、本物の格言7つの計14の格言を評価してもらう
  • (1=全く意味がない〜6=とても意味深である)
  • 他にも性別、年齢、最高学歴、宗教活動有無、政治の左か右寄りか、実験にかかった時間をデータにとった
  • 自己申告で慈善活動(ボランティア、募金)への参加度を報告してもらった

「ホンモノと中身空っぽな格言ってどう違うの?」と感じますね。ここは2つずつ例を見ていきましょう。

隠された真意が抽象的な美を形づくる。

教師はその扉を開けてくれるが、中へ踏み出すのは自分自身である。

失敗しない人は新しいことに挑戦しようとしない人である。

未来は求むる人の前に不合理な真実を明らかにする。

どれが空っぽでどれがホンモノかはさておき、結果はこんな感じになりました。
 

  • 中身のない格言に共感しやすい人はボランティアや募金への協力が少なかった
  • 逆に本物の格言に共感しやすい人はボランティアや募金に比較的協力的だった
  • 女性、高齢、最高学歴が高い(大卒)、調査(アンケート)にかけた時間が長いほど、これら慈善活動に協力的だった

 
つまり、ちゃんとした格言を見抜く力があるほどボランティアにも積極的かもしれない、と。ただこの研究はデザインでいうとかなり信頼度は低めですので、今回の結果はあくまで“かもしれない”程度にとどめておくとよろしいかと。

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赤羽(Akabane)

ちなみに格言クイズの正解は、1,4番目が空っぽ、2,3番目がホンモノでした!

 

参考文献&引用

#1 Erlandsson A, Nilsson A, Tinghög G, Västfjäll D (2018) “Bullshit-sensitivity predicts prosocial behavior.“,PLoS ONE 13(7):