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【正しい塗り方も解説】日焼け止めクリームの肌を守る効果が台無しになる間違った塗り方とは?

直射日光によるエイジングから肌を守るプロテクター「日焼け止めクリーム」

日焼け止めクリーム 効果

美容系アイテムで何かと重宝するのが日焼け止めクリーム。日光の紫外線は浴びすぎると肌を通して細胞レベルでダメージを与えますし、ここの対策はアンチエイジングの重要ポイントかと。
 
 
ということで今回は日焼け止めの塗り方について書いていこうと思う次第であります。本題の前に日焼け止めの前提知識を押さえておきましょう。

SPF..「Sun Protection Factor」の略。 UVBカット効果を表す数値。肌が赤くなるのをどのくらいまで抑えられるか?を表し、数値が高いほど効果が高い。
PA..「Protection Grade of UVA」の略。 UVAカット効果を表すグレード。+の数で効果の高さが決まる。

上記は日焼け止めクリームによく明記されている用語ですが、要はそれぞれブロックする紫外線が違うんですね。UVAやUVBは紫外線のタイプのことで、詳しくは以下リンクをザっとご覧ください。

日光 紫外線 ビタミンD

日焼け止めクリームは薄く延ばして塗ったら効果が大幅減?

日焼け止めクリーム 効果

といったところで、今回は日焼け止めクリームの効果が激減するかもしれない塗り方について。参考は2018年にキングスカレッジロンドンが発表した研究(#1)でして、日焼け止めクリームのより効果的な塗り方について調べてくれております。ザっと中身を覗いてみると、
 

  • 16名の若い男女(20代)を対象に以下の2グループに分けて実験を行った
  • 日焼け止めはSPF50+を使用、塗る量は0.75、1.3、2.0 mg/㎠の3パターン+全く塗らない0mgとした
  • 実験後、肌表皮や基底細胞、メラニン細胞、紫外線吸収レベルなどを調べた
・グループ壱..体の各パーツに異なる量の日焼け止めを塗って1日だけ日光を浴びる
・グループ弐..5日間で様々な量の日焼け止めを塗って日光を浴びる
 

こんな内容でした。要は日焼け止めの塗る量と、紫外線を浴びる量(時間)で肌を守る効果にどのくらい差がでるか?を測定したんですね。ちなみに日光の強さなどはスペインのテネリフェ島のようなコンディションを参考にしたようで、写真で見ると、

tenerife テネリフェ島

こんな場所。もうすぐ夏ですしこんな綺麗なリゾートに行きたい!
 
 
という気持ちはさておき、この実験からこんな結果になりました。

 

  • 1.3mg/㎠と2.0mg/㎠塗った場合は日焼け止めの役割を有意に果たしていた
  • 0.75mg/㎠塗った場合は、2.0mg/㎠塗ってその2倍の紫外線紅斑線量を浴びた時より効果が弱かった

 

まとめると、肌を紫外線から守る力は日焼け止めの量で決まる、ということ。例えばSPF20の日焼け止めを0.75mg/㎠で塗った場合、肌を紫外線から守る効果はSPF4とほぼ同レベルみたい。要はほとんど意味がないんですね。
 
 
そしてケチって薄伸ばしに塗って紫外線を避けるくらいなら、しっかり厚く塗ってよりたくさん紫外線を浴びたほうが肌ダメージは少ないことも分かりました。
 
 
「じゃあ具体的にどのくらい塗ればいいの?」という疑問ですが、2.0mg/㎠で塗るとすると、

日焼け止めクリームを3mgのサプリとサイズ比較した図。

※筆者が作成。

大体写真のような肌面積に対してこのくらいの日焼け止めを塗ることになります。思ったより分厚いですが、この位塗らないと十分な効果は得られないんですね。
 
 
実際のデータを見てみると、2010年の日焼け止めに関する実験をレビューした研究(#2)では、
 

  • 日焼け止め研究の多くは2mg/㎠の量で実験をしているが、普段の使い方だと0.39~1.0mg/㎠程度しか塗られていない

 
という報告が上がっておりまして、どうやら多くの人は日焼け止めの塗布量を間違っているみたい。少なくともちょっと前の自分はそうでしたね..(笑)

赤羽(Akabane)

まとめると、肌を老化から守りたい方は日焼け止めはケチらずたっぷり塗りましょう。具体的にはSPF35~50くらいの日焼け止めを参考写真くらいを肌面積の1㎠(1cm × 1cm)に塗布する感じでよろしいかと思います。肌ケアはすぐ見た目に表れるので、優先的に気を付けたいですね。

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参考文献&引用

#1 Antony R. Young, Jessica Greenaway, Graham I. Harrison, Karl P. Lawrence, Robert Sarkany, Thierry Douki, France Boyer, Gwendal Josse, Emmanuel Questel, Camille Monteil, Ana B. Rossi,”Sub-optimal Application of a High SPF Sunscreen Prevents Epidermal DNA Damage in Vivo“,Acta Derm Venereol. 2018 Oct 10;98(9):880-887.

#2 Bibi Petersen ,Hans Christian Wulf,”Application of sunscreen−theory and reality“,Photodermatology, Photoimmunology Photomedicine,Volume 30, Issue 2-3.