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ビタミンD摂取の最重要経路「日光浴」は窓ガラス越しでも効果があるのか?

赤羽(Akabane)

今回は「日光浴はガラス越しでもメリットは得られるの?」というお話です。

現代人はビタミンDが足りていない!日光を浴びよう!

当サイトでは「日光浴」の重要性について何度が書いています。というのも、十分に日光を浴びることで体内ではビタミンDが合成されたり、気分の上がり下がりや一日の睡眠リズムに影響する「セロトニン」の分泌が盛んになったりするから。しかも殊ビタミンDに関して言うと、太陽光による合成が90%を占めるという超重要経路。

しかし、2017年に発表された系統的レビューでは、驚くことなかれ、現代のインドアワーカーの9割はビタミンDが足りていない!との報告があがっているんですね。つまり、我々は全体的にもっと日光を浴びたほうがいいということです。

というわけで、この記事では日光浴をする上で気をつけたいポイントについて見ていきます。素朴な疑問としてよく聞かれる「日光浴ってガラス越しでも効果あるの?」という点をザックリまとめたいと思います。

ガラス越しの日光浴は理論上よろしくないかも..

早速ですが、結論から言うと、ほとんどの場合ガラス越しでは効果は弱そうです。理由は、大半のガラスが日光の紫外線B波をブロックしてしまうから(#1,#2)。

*WHO(世界保健機関)のレポート(#3)

紫外線A波..大気の影響を受けず、地上に届く太陽光の大半を占める。肌の層の奥まで届いて、肌のハリを失わせたりしわの原因になる。
紫外線B波..地上に届くのはおよそ10%くらい。日光浴によるビタミンD合成はコレに反応して行われる。
紫外線C波..大気中を通過する際にオゾン層や水蒸気などに吸収されて、地上には届かない。

つまり、日光浴でビタミンDを合成するには紫外線B波が必要不可欠なんですね。そしてこれをほとんどのガラスがブロックしてしまうと。

そして一方で、紫外線A波はガラスでも普通に通過するんで、肌が老けるという日光浴のデメリットが際立ってしまいそうです。強いて言うなら、紫外線A波をブロックする効果は強化ガラスよりも合わせガラス(車のフロントガラスとか)のほうが高いのだとか。

注意点・まとめ

まとめると、ガラス越しの日光浴はビタミンD合成効果が得られずメリットが激減しそう。ただしセロトニンやBDNF(脳由来神経栄養因子)といった別の有益物質の分泌にどのくらい影響するかは不明です。恐らくですが、セロトニンは可視光線に反応して分泌されるので、ガラス越しでも問題ないのではなかろうか?とは思います。

赤羽(Akabane)

日光浴はビタミンD合成の大半を占めるので、晴れている日はなるべく外に出て日の光を浴びることをお勧めします。「現代人の9割は…」の件は以下で詳しく書いていますので、興味があれば続きもご覧ください。

関連記事はこちらをどうぞ

【衝撃の事実】室内で働くインドアワーカーの9割はビタミンDが足りていない!【日光を浴びよう】BDNF 脳由来神経栄養因子 日光 朝日頭が良くなる物質BDNF(脳由来神経成長因子)は日光を浴びれば増える!【ただしSPFに条件あり】日焼け止めは日光のビタミンD合成を邪魔しないらしい。【ただしSPFに条件あり】日焼け止めは日光のビタミンD合成を邪魔しないらしい。

参考文献&引用

#1 Almutawa F1, Buabbas H2,”Photoprotection: clothing and glass.“,Dermatol Clin. 2014 Jul;32(3):439-48.

#2 Almutawa F1, Vandal R, Wang SQ, Lim HW,”Current status of photoprotection by window glass, automobile glass, window films, and sunglasses.“,Photodermatol Photoimmunol Photomed. 2013 Apr;29(2):65-72.

#3 WHO,”Ultraviolet radiation and health”,accessed on 5th Apr 2019.
https://www.who.int/uv/uv_and_health/en/

#4 Ola Engelsen,”The Relationship between Ultraviolet Radiation Exposure and Vitamin D Status“,Nutrients. 2010 May; 2(5): 482–495.