赤羽(Akabane)
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サプリとか色々手を出すけど結局「葉物野菜」が生活習慣病予防に最強
本題の前に、まず葉物野菜のイメージからおさらいしておきましょう。
- ほうれん草、キャベツ、ケール、ブロッコリー、カリフラワー、チンゲン菜など、アブラナ科の野菜が比較的多く含まれる
どれも割と緑っぽい色をした野菜ですね(笑) あとは比較的アブラナ科の野菜たちが多い感じ。アブラナ科の野菜は硫黄化合物が含まれて、独特の辛みがあってイメージが湧きやすいかと思います。(キャベツやブロッコリーとか)
葉物野菜は日本人の死因2位心疾患や3位脳血管疾患を防げるか?
では本題に入ります。今回は葉物野菜と循環器疾患のリスクに関して、2016年にラマー州立大学 – ポート・アーサーが発表したメタ分析(#1)を見ていきます。
これは8件の研究から540386名を対象に、循環器疾患の発症リスクとアブラナ科の野菜を含めた葉物野菜の摂取量の関係を調べたもの。
ちなみに研究が行われた国は半分がアメリカで、残りはヨーロッパ諸国やインドなどでした。循環器疾患として調査対象になったのは、心筋梗塞や虚血性心疾患、脳卒中など。
でこの結果、26173件もの循環器疾患発症ケースが起こりました。これを葉物野菜の摂取量が一番多い群と少ない群で比較したところ、
- 循環器疾患の発症リスクが15.8%低かった(RR = 0.842, 95%CI = 0.753 to 0.941)
このようになりました。つまり葉物野菜を日頃からよく食べる人たちは循環器疾患を発症しにくい、と。
とここまでで、やっぱり葉物野菜は体に良いんだ!ということが分かりましたが、一体どんなメカニズムで健康効果をもたらしてくれるんでしょうか?
考えられる流れとしては、
- 一酸化窒素が血流の流れを速めて血管を拡張してくれる
- マグネシウムが血圧や代謝機能を改善してくれる
- ポリフェノールなど抗酸化物質が細胞や血管にダメージを与える活性酸素の活動を抑える
この辺りでしょうか。正直どの要素がどれくらい大きな影響を与えているか?までは分かりませんが、少なからずどの方面からでも血管が受けるダメージを減らしてくれる効果はありそうです。
まとめ
では最後に今回の結果をまとめます。
- 葉物野菜は日本人の死因第二位「心疾患」を含む循環器疾患リスクを減らしてくれる
- 抗酸化物質やミネラル、ビタミンなど栄養バランスが非常によいので積極的に食べよう
- ほうれん草、ブロッコリー、ケール、カリフラワー、キャベツあたり!
この辺りを押さえておくとよろしいかと思います。
赤羽(Akabane)
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#1 Richard Lee Pollock. The effect of green leafy and cruciferous vegetable intake on the incidence of cardiovascular disease: A meta-analysis. JRSM Cardiovasc Dis. 2016 Jan-Dec; 5: 2048004016661435.