赤羽(Akabane)
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全8問!日中の眠気から睡眠障害の可能性まで汎用性抜群な診断テスト「エプワース眠気尺度(ESS)」
「エプワース眠気尺度(ESS)」という定番の診断テストがあって、これは睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなど、あらゆる睡眠障害の可能性を特定するためにも使われるスケールです。
日中に眠気を感じることが多い方、睡眠に問題を抱えている方はひとまずこのESSを使ってセルフチェックしてみるとよろしいかと思います。
全8問「エプワース眠気尺度(ESS)」
まずウェブサイト「XYREM®」が用意してくれているESSの診断フォーム(#1)に飛んで、全8問に4段階で回答をしていきます。
とはいえ英語で書かれているので、回答には日本語版のJESS(#2)を使いましょう。こちらはより厳密にオリジナル版の意図を汲み取って作られたもので、実証研究でもスケールとしての信頼性が確認されているようです。
尺度
- 0…うとうとする可能性はほとんどない
- 1…うとうとする可能性は少しある
- 2…うとうとする可能性は半々くらい
- 3…うとうとする可能性が高い
エプワース眠気尺度(ESS)
- すわって何かを読んでいるとき(新聞,雑誌,本,書
類など) - すわってテレビを見ているとき
- 会議,映画館,劇場などで静かにすわっているとき
- 乗客として 1時間続けて自動車に乗っているとき
- 午後に横になって,休息をとっているとき
- すわって人と話をしているとき
- 昼食をとった後(飲酒なし),静かにすわっているとき
- すわって手紙や書類などを書いているとき
8問目の項目については、厳密にはオリジナル版と質問内容が違います。ただ、替えの項目としてオリジナル版のものと近い回答が得られる適切なものが選ばれているようで、ひとまずはこちらの回答をフォームに記入する形でOKかと思います。
そして回答フォームを全部記入して「CALCULATE(計算する)」ボタンを押すと、自分がどのくらいのレベルに居るのか?が分かります。ちなみにスコアが10を超えていると日中の眠気が相当高い!という解釈になります。
赤羽(Akabane)
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#1 福原 俊一 著、ほか『日本語版 the Epworth Sleepiness Scale(JESS)~これまで使用されていた多くの「日本語版」との主な差異と改訂~』日呼吸会誌 44(11)、2006年。
#2 xyrem. MEASURING SLEEPINESS IN adults Epworth Sleepiness Scale (ESS). accessed on 3rd Feb 2020.