赤羽(Akabane)
目次
【2019年版】アメリカ食品医薬品局(FDA)が新たに発表した「日焼け止めの安全性を守る8つの提案」とは?
早速ですが、この件について2019年にアメリカ食品医薬品局が発表した8つの提案(#1)を見ていきましょう。
アメリカFDAが新発表!日焼け止めの安全性を守る8つの提案
ここでは「消費者への提案」と「販売者への提案」の2つに分けて見ていきます。それぞれこんな提案でした。
- 酸化亜鉛と酸化チタンは安全なのでおすすめです
- パラアミノ安息香酸(PABA)とサリチル酸トロラミンが入った日焼け止めは避けましょう
- その他12種の有機化合物については安全性を検証する研究がもっと必要なので、控えておきましょう(オクチノキサート、オキシベンゾン、オクトクリレンなど)
- スプレー、オイル、ローション、クリーム、ジェル、バター、ペースト、軟膏、スティックならどれでもOKだがパウダーは控えましょう
- SPFは最低15以上で、マックスは50~60+に留めて、広域スペクトラムなものを使いましょう
- 物質名を表に表記したりパッケージを消費者に見やすく改善しましょう
- SPFや防水などの情報は目立つように工夫しましょう
- 防虫剤をミックスした日焼け止めは安全性が確認されていないので止めましょう
特に消費者への提案は、今後の日焼け止め選びにもかなり参考になるんではないでしょうか?SPFは今どき100なんていうのもありますが、SPF50+ を超えたあたりからUVBカット能力はそれほど変わらないみたいですよ。
ただ一つ気になったのが、日焼け止めのフォームでしょうか。ここではスプレーもOK!と書かれていますが、アメリカの非営利組織「EWG」の声明(#2)では、スプレーは空気を煽るので呼吸器から入り込む恐れがあるから止めるべき!との主張があります。ひとまずパウダーやスプレーは避けて、クリームやローション辺りが安心かな?とは思いますね。
まとめ
では最後に今回のまとめを見ていきましょう。
- 酸化亜鉛や酸化チタンをベースにした日焼け止めが好ましい
- フォームはパウダーやスプレー以外のものが安パイ
- SPFは15~60くらいに留める
消費者の立場で実際行動に移すにはこんな感じかと。日焼け止めに含まれる物質は大抵裏に表記されているので、気にされていなかった方は今後意識してみてください。
赤羽(Akabane)
お勧めの日焼け止めはこちら




日焼け止めのよくある問題はこちらもどうぞ



参考文献&引用
#1 U.S. Food & Drug Administration. FDA advances new proposed regulation to make sure that sunscreens are safe and effective. accessed on 6th Oct 2019.
#2 Environmental Working Group. Make Sunscreen Part of Your Outdoors Routine. accessed on 6th Oct 2019.