【ビーチパラソル vs 日焼け止め】どちらがお肌を紫外線から守ってくれるのか?

2019年6月9日バイオフィリア, 体の仕組み, 考察編

ビーチパラソル vs 日焼け止め!お肌を紫外線ダメージから守るのは?

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今回のテーマは「ビーチパラソル vs 高SPF日焼け止めクリーム お肌を紫外線から守るのはどっち?」対決。どちらも紫外線対策の定番でありますが、実際のところ効果はいか程のものなんでしょうか?
 
 
ちなみにSPFというのは「Sun Protection Factor」の略でして、簡単に言うと紫外線B波の日焼け効果をどのくらいブロックできるか?を表した数値のこと。詳しくはこちらをザッとご覧いただければと。

 
ということで今回参考になるのが、2017年にジョンソンエンドジョンソンコンシューマー社の研究者らが発表したRCT(#1)でして、なんとビーチパラソルと日焼け止めクリームを初めて戦わせた実験だったようです。ザッと中身を覗いてみると、
 

  • 81名の男女(平均41歳、肌タイプIIとIIIが大多数)を対象に、
  • 2つのグループに分けて日中の3.5時間(10〜14時)を過ごしてもらう
  • その後全身7ヶ所の日焼けレベルをチェックする
*2つのグループ
・ビーチパラソルの日陰で過ごすグループ(41名)
・SPF100の日焼け止めを塗って過ごすグループ(40名)
*7ヶ所のパーツ
・顔, 胸上部, 首根っこ, 両腕, 両脚
 

こんな感じです。ちなみに舞台はテキサスのルイスビル湖畔でして、この時の気温は24~32°Cと夏真っ盛り。こんな炎天下の中じっとしているのはさすがに大変なので、各グループに最長30分日陰で休む時間が与えられたみたい。それにしても3時間半は大変ですが..。
 
 
そして各グループの実験後22〜24時間経過で医師が参加者の日焼けチェックをしたところ、

 

  • 実験開始時と比べると両グループで日焼けが確認された
  • 日焼けしたパーツ数: 日焼け止め17ヶ所 vs ビーチパラソル142ヶ所
  • 日焼けレベル: 日焼け止めは顔以外大した日焼けではなかったが、ビーチパラソルは全身で有意な日焼けをしていた

 

という結果になりました。どうやらビーチパラソルではお肌を紫外線から守りきれていないようです。というのも、ビーチパラソルは直射日光に対してはガードが堅いんですが、空気中の粒子や地面に当たって反射する紫外線にはノーガードなんですね。
 
 
また、日焼け止めグループでも有意なレベルで顔の日焼けが確認された件については、

顔は汗の影響を一番受けやすく、他パーツに比べると薄めに塗ってしまう場所でもある。[筆者訳]

という見解でして、汗が滴りやすい顔は特に日焼け止めも一緒に落ちてしまったんだろうとのことでした。
 
 
まとめると日焼け止めクリームの勝ち!ではあるんですが、今回の結果を見る際にいくつか注意点がありまして、
 

  • SPF100の強力な日焼け止めを使っている
  • 汗をかいた時など必要に応じて塗り直していた
  • 日焼け止めは最初大体1mg/㎠ くらいの厚さで塗られた
  • 塗り直しは平均2.3回で大体2mg/㎠塗られた

 
この辺りは押さえておいた方がよろしいかと。特に数時間間隔でこまめに塗り直したり、それなりの量を塗っている点は大事なポイントかと。

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赤羽(Akabane)

ということで今回の対決、勝者は日焼け止めクリームでした!特に夏場の強力な直射日光の下では、日焼け止めクリーム常備は必須かと思います。今回はSPF100が使われてましたが、30〜50でも十分効果はあるようです。

 
今回の研究で実際に使われた日焼け止めはこちら↓

 
その他高SPFの日焼け止めは↓

 

参考文献&引用

#1 Ou-Yang H, Jiang LI, Meyer K, Wang SQ, Farberg AS, Rigel DS,”Sun Protection by Beach Umbrella vs Sunscreen With a High Sun Protection Factor: A Randomized Clinical Trial.“,JAMA Dermatol. 2017 Mar 1;153(3):304-308.