ハーバード大学の80年間もの調査でわかった「幸せな人の共通点」とは?

ハーバード大学の80年間もの調査でわかった「幸せな人にある共通点」とは?

赤羽(Akabane)

今回は「幸せな人の共通点とは?」というお話です。

ハーバード大学の80年間もの調査でわかった「幸せな人の共通点」とは?

幸せに関する研究は過去にもたくさん行われてきましたが、今回は中でも現存する研究で恐らく最も長い研究を見ていきましょう。

ハーバード大学による80年以上にわたる調査でわかった「幸せな人の共通点」

1938年にハーバード大学が始めた「成人発達研究(#1, #2)」という研究データは、そこから今に至るまで、当時10代だった724名の男性を対象に、およそ80年間の追跡調査を行っています。

彼らは調査開始時点に2つの市民層から集められた人たちで、①当時のハーバード大学の学生(268名)と、②ボストンの貧困層の若者(456名)でした。現在はうち約60名程がご存命なようで、彼らはもう90代のおじいさんです。

でこの間、彼らのあらゆる心身の健康面や幸福度などのデータを2年おきにとり続けたようです。すると結果、幸福度が高かった人にはこんな共通点がみられたようです。

幸せな人の共通点

  • 細かいことは気にしない
  • 周りの人との繋がりを大切にする

シンプルですが、かなり納得のいく共通点ですね。細かいことに振り回されやすいと、その分ストレスや不安が増してしまうし、孤独感も非常に体に悪いことが分かっています。

ちなみに、人は年を取るごとに細かいことは気にしない性格になっていくそうで、この辺も納得いく話ではないかと。一説には、「年を取るほど人生の短さに気づいたり、それによって、今を幸せな時間にするには何をすべきか考えるようになるのでは?」とのことです。

まとめ

では最後に、2つの共通点を踏まえて、研究チームが推奨する生き方を見ていきましょう。

今回の教訓
  • 何をしている時に幸せを感じるか?を考えてみよう:幼少期に楽しかった遊びなどに想いを馳せて、実際にやってみるといいかも。
  • 自分に合ったボランティア活動をしてみよう:同じ志を持った仲間に出会えるきっかけになるし、人生に意味を与えてくれるかも。

どちらも今回分かった2つの共通点に直結するアクションになっていますね。「何をしていると幸せか?」みたいな問いはメタ認知っぽくて良いですね~。

赤羽(Akabane)

幸せは求めるものではありませんが、意識的に人との関わりを大切にしたり、楽しいことに時間を注ぐのは良さそうですね。記事中で出てきた「孤独」や「メタ認知」についてはこちらもご覧ください。

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参考文献&引用

#1 Harvard Second Generation Study. Welcome to the Harvard Study of Adult Development. accessed on 6th Oct 2019.

#2 Harvard Medical School. The secret to happiness? Here’s some advice from the longest-running study on happiness. accessed on 6th Oct 2019.