コーヒーの健康効果、飲むと危険な人、一日の最適な摂取基準を総まとめ!

2019年4月1日その他食品, 考察編

コーヒーの健康議論、最近の注目度

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仕事や勉強のお供に、とコーヒーにお世話になっている人は少なくないでしょう。毎朝起きかけにトーストと一緒に飲む、昼下がりに眠気が襲ってきたら飲む、カフェで優雅なひと時を演出するのに飲む、日常の色んな場面でコーヒーは登場します。

そんなコーヒーですが、最近ではその健康効果について大きな議論を呼んでいます。例えば、アメリカの南カリフォルニアで起こった裁判沙汰。どうやらコーヒーを焙煎する過程で生じる「アクリルアミド」という発がん性物質について激しい論争があったようで。(詳しくはリンクをご覧ください)

そんなコーヒーは今、緑茶やチョコと並んで最も注目されている食品と言っても過言ではありません。が、コーヒーにはどんな効果があるのか?を実際詳しく知って飲んでいる人は少ないように感じます。

 

 

エレガントライフコーヒー

 

 

史上最大級のコーヒー研究の結果が出た!

そんな中、2017年に発表されたメタ分析を更にメタ分析したという訳の分からない研究(#1)では、コーヒーの健康効果が総まとめされていました。この研究は、201ものメタ分析の結果をまとめたもので、今までのコーヒー研究で断トツに大きな研究です。ザっと結果を見てみましょう。

 

一日3~4杯のコーヒーで…

  • 総死亡リスクが17%低下
  • 心臓疾患による死亡リスクが19%低下
  • 心臓疾患の発症リスクが15%低下
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患のリスクが29%低下
  • LDLコレステロール値が少し上昇

 

 コーヒーの摂取量が多い VS 少ないでは…

  • がんの発症リスクが18%低下
  • 二型糖尿病のリスクが30%低下
  • メタボリック症候群のリスクが9%低下
  • 肝硬変のリスクが31%低下
  • 肺がんのリスクが59%上昇(※喫煙者のみ)

 

他にもこんな健康効果が

  • うつ病発症リスクの低下
  • アルツハイマー病、パーキンソン病のリスクが低下

 

妊婦さんはコーヒーを避けるべき

  • 女性の間でのみ、骨折のリスクが14%高まった
  • 妊婦さんは子どもが出生時低体重になるリスクが31%高まった
  • 妊娠損失のリスクが46%高まった
  • 妊娠中のコーヒーで子どもの白血病リスクが57%高まった

 

 

どうやらコーヒーは体中あちこちに健康効果をもたらしてくれそうですね。中でも肝臓への恩恵は目を見張るものがあります。その一方で、女性、特に妊婦さんはコーヒーを避けるべきだという結果に。女性は骨が弱りやすく、特に高齢になると骨粗しょう症の発症リスクがグンと高くなるので、体内のカルシウムをたくさん排出してしまうコーヒーは危険、というのが理由のひとつです。妊婦さんに関しては、コーヒーを摂取すると、お腹の子どもにとんでもない悪影響が起こってしまうのですね。

また、LDLコレステロール値の僅かな上昇、喫煙者にのみ肺がんリスクが高まったという悪影響も報告されています。心臓疾患リスクが全体的に低下しているのに、その原因のひとつであるLDLコレステロール値が高くなる仕組みはよくわかっておりません。

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ダース赤羽

結論、一日3~4杯のコーヒーは多大な健康効果がありそうです。ただ、高齢の女性や妊婦さんはコーヒーを控えたほうが良いでしょう。あ、それとここでいうコーヒーというのは「ブラックコーヒー」などの余計なモノが入っていないタイプですので、ご注意を。

参考文献&引用

#1 Robin Poole, Oliver J Kennedy, Paul Roderick, Jonathan A Fallowfield, Peter C Hayes, Julie Parkes,”Coffee consumption and health: umbrella review of meta-analyses of multiple health outcomes“,BMJ,2017.