ブルーライトを浴び続けると老化が加速して脳神経までやられてしまうかも!というハエの実験

2020年1月27日バイオフィリア, 体の仕組み

ブルーライトを浴び続けると老化が加速して脳神経までやられてしまうかも!というハエの実験

ブルーライトを浴び続けると老化が加速して脳神経までやられてしまうかも!というハエの実験

今回は「ブルーライト浴びすぎ注意!」というお話です。
 
 
ブルーライトは太陽光やLEDライトなどに含まれている短い波長の光で、スマホやPCの明かりから出ているやつです。
 
 
最新の研究では、ブルーライトは見ていなくても浴び続けるだけで老化が進んでしまうかもよ?という可能性が示唆されていました。
 

ブルーライトは目から入らなくとも浴びてるだけで老化が加速する?!

これは2019年にオレゴン州立大学が発表した研究(#1)で、ショウジョウバエを対象にした動物実験です。
 
 
まず実験は二段階に分かれていて、ハエたちを【12時間のLED照射&12時間の暗闇 vs. ずっと暗闇】で比較する場合、【12時間のLED照射&12時間の暗闇 vs. 12時間のブルーライトカットLED照射&12時間の暗闇】で比べる場合がありました。
 
 
で各々の環境で過ごしながら、ガラス壁を登る運動テストをやったり、網膜や脳などの神経細胞を観察していったところ、こんな結果になったようです。

 

  • 12時間のLED照射を浴び続けたハエは壁を登るスピードが早期に下がった
  • 網膜の細胞や脳神経にも損傷が見られた
  • 寿命も他の環境で過ごした場合よりも縮まっていた

 

まとめると、ブルーライトを毎日12時間ペースで浴び続けたハエは老化が加速して、運動能力や脳神経まで早々に衰えていってしまったんですね。
 
 
しかもこうした結果は、目が見えないハエでも確認されていて、目から入るブルーライトが悪い!というよりも浴びること自体で影響を受ける可能性も示唆されています。
 
 
また、ハエの年齢別でも色々調べてくれていて、どうやらお年寄りのハエでのみブルーライトによる体内のストレス反応が確認されたようです。一方で若いハエではこの現象は確認されず、年齢を重ねていく過程でブルーライトの影響は蓄積していくんではないか?という見解です。
 

注意点・まとめ

ということで久しぶりに動物実験について取り上げましたが、まだこのテーマは発展段階なので、あくまで参考程度に留めておきましょう。
 
 
いかんせん、我々が大量のブルーライトを浴びるようになったのもここ最近のコトですから、この辺りをヒトの観察データで調査した結果はもっと先になるんではないでしょうか。
 
 
では最後に今回のまとめを見ていきましょう。

 

ポイント
  • ブルーライトは浴び続けると老化が加速して脳神経や細胞までやられてしまうかも
  • ハエを対象にした実験で、LED照射を12時間毎日浴び続けた場合、早期に運動能力の低下や脳神経分裂が確認された
  • 目が見えないハエでもこの結果が得られて、どうやら目で見るというより浴びること自体で起こり得るらしい
 

こんな感じでしょうか。現代人は特に、太陽光だけでなくPCやスマホ、LED照明などブルーライトに囲まれた生活をしているので、この結果はちょっと怖いですね~。

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赤羽(Akabane)

この実験では、12時間ブルーライトを浴びるよりずっと暗闇に居たハエの方が長生きでしたが、我々は朝の日光を毎日浴びるようにしましょう。睡眠リズムを整えるのに欠かせませんので…(笑)

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参考文献&引用

#1 Trevor R. Nash, Eileen S. Chow, Alexander D. Law, et al. Daily blue-light exposure shortens lifespan and causes brain neurodegeneration in Drosophila. npj Aging and Mechanisms of Disease volume 5, Article number: 8 (2019).