スマホやタブレットは寝室に持ちこむな!睡眠の質を上げるメディアデバイスとの付き合い方

2019年4月1日快眠テクニック& グッズ, 考察編

睡眠はアンチエイジングの肝心要。

睡眠はアンチエイジングにおいて最も重要なカギの一つ。そして不老長寿でいつまでも美しくありたいならば、睡眠のタイミングや時間、質など…多方面で自分にとってベストな用法用量を見つけることが先決です。そこで今回は’睡眠の質’に焦点を当てて、現代病とも言える「スマホ依存症」なんかと絡めて一つ面白い論文を紹介します。
 

 

グッドナイト27000


 

 

スマホやタブレットが寝室にあるだけでアウト?!

睡眠 質 スマホ タブレット 低下

今回紹介するのは、2017年に行われたメタ分析(#1)。内容はメディアデバイス(携帯電話やタブレットなど)と睡眠の質に関するものでして、総勢125198人にものぼる6~20歳の子どもたちを対象にしております。そして彼らがメディアを使用する頻度を調べ、その上で以下のグループに分けたようです。

 

  • ノーアクセス…週3回未満~全く触らない
  • アクセス…週3回以上
  • 寝室で使う
  • 寝室にある(使ってはいない)

 

簡潔にまとめると、メディアデバイス使用頻度の有無を’週3’の境界線で分けて、更に寝室にデバイスがある/ないで違いを見たのですね。すると面白い結果が出ました。
 

 

寝室でメディアデバイスを’使う’と

  • 睡眠不足になるリスクが2倍以上高まった(OR =2.17)
  • 睡眠の質低下のリスクは46%高まった(OR =1.46)
  • 日中にひどい眠気を感じるリスクは2.7倍だった(OR =2.72)

 

寝室にメディアデバイスが’あるだけ’で

  • 睡眠不足になるリスクが79%高まった(OR =1.79)
  • 睡眠の質低下のリスクは53%高まった(OR =1.53)
  • 日中にひどい眠気を感じるリスクは2倍近く高まった(OR =2.27)

 

ひどいことになっております。何となく分かるとは思いますが、寝室でスマホを使うと恐ろしく睡眠の質全般が下がってしまうようです。原因も何となく分かると思いますが、寝室でダラダラスマホやタブレットをいじってしまうと、眠るタイミングが遅くなってしまったり、電子機器の発するブルーライトが入眠を著しく邪魔したりするのですね。

しかし今回の研究が面白いのはそこではありません。結果として睡眠の質低下は寝室にメディアデバイスがあるだけでも見られたのでした。つまり寝室にテレビを置いたり、スマホを枕元に置くのはかなりアウトだと言えそうです。これは単純にテレビやスマホなどの超刺激が手の届くところにあると、誘惑になったり、気になったりして眠りに専念できないというのが原因として考えられそう。

dummy
マケレリスト赤羽

結論は「睡眠の質を下げたくないなら寝室にデバイス機器は持ち込むな!」ということになりますが、具体的な対策としては「If Then プランニング」をオススメしております。例えば{(If)寝室に行く前になったら,(Then)スマホの電源を切る}みたいな具合です。こんな風に、とにかく寝室をシンプルに’寝るためだけのスペース’にすることが大事かと。私は作業部屋兼寝室なので、空間を切り替える代わりに照明の色で部屋の雰囲気を切り替えるという荒業を使っております。我々の快眠を祈って…。

参考文献&引用

#1 Ben Carter,Philippa Rees,Lauren Hale,Darsharna Bhattacharjee,Mandar Paradkar,”A meta-analysis of the effect of media devices on sleep outcomes“,JAMA Pediatr. 2016 Dec 1; 170(12): 1202–1208.