「SNSの情報はウソばっかり!」フェイクニュースが蔓延するネット社会の闇

2019年8月9日人生を上手に生き抜く技術, 健全な人間関係を築く, 考察編

有名科学雑誌『SCIENCE』に掲載された“フェイクニュース”の実態

フェイクニュース SNS ウソ

今回は「SNSとフェイクニュース」に関する最新研究が出ていたので共有します。
 
 
これは2018年に有名な科学雑誌『SCIENCE』に掲載された研究(#1)で、2006~2017年にわたってTwitter上にあがった126000もの噂やネタを集めたデータセットを調査したもの。
 
 
調査対象はツイート内容で、およそ300万人が450万回程にわたって発信したものを調べていました。でこうした噂やネタの真偽は、6つの真偽チェック組織による判定で決定されたようで、95~98%の精度を誇っていたみたい。
 
 
そしてこうやってSNSが台頭してきてから栄華を極めた昨今までの一部始終を調査したところ、次のようなことがわかりました。

 

  • ウソは真実よりもずっと広く深くそして速いスピードで拡散される
  • この傾向は政治的なニュースでより強く見られた
  • フェイクニュースのトップ1%は1000~10万人にまで拡散されていた(真実は1000人にも拡散されない)
  • フェイクニュースを広めているのはボットではなくれっきとした人間

 

どうやら、フェイクニュースは真実よりも速く広く深く拡散されてしまうようですね。こうした理由としては、内容がより奇抜で面白みがあるからだったのだとか。当然、ウソだから脚色もできますし見た目に印象的で有利なわけですね。

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赤羽(Akabane)

ということでSNSは便利で魅力的なツールではありますが、用法容量には注意です。情報社会の今こそ、読み手には正しい情報と間違った情報の分別を付けられる能力が問われます。手軽なところでは、出典元はどこなのか?を確認したうえで、他のウェブサイトでも同じようなことが書かれているか?あたりをチェックしておけばよろしいかと。

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参考文献&引用

#1 Soroush Vosoughi, Deb Roy, Sinan Aral,”The spread of true and false news online“,Science 09 Mar 2018:
Vol. 359, Issue 6380, pp. 1146-1151.