【リア友 vs ネッ友】どちらのほうが健全な人間関係なのか?Facebookの友達が多いと幸せになれるのか?問題

2019年4月6日健全な人間関係を築く, 幸せについての考察, 考察編

ネット社会な現代の問題「リア友vsネッ友」

Facebook 友達 数 人生満足度

高度経済成長期以降この方、絶えずネットワークが発展し続けているこの世の中ですが、おかげで今では遠くにいる友人とも一瞬で連絡が取れてしまうのだから驚きですね。こうした便利な環境に伴って、人間関係もネットの世界へとどんどんシフトしてきていますね。そして顔も知らない人間と交流するのも今では普通のことになってきていたり、ひと昔前では考えられないようなことになっております。

そこで今回は、そんなネット社会な現代だからこそ生じる疑問「リア友vsネッ友」問題に軽く触れていこうと思う次第であります。
 

Facebookの友達は我々を幸せにしてくれるのか?

ネット 人間関係 幸福度

この問題については、調べてくれている研究が幾つかありまして、中でも2017年に発表された研究(#1)あたりが面白いです。この研究のお題は「リア友とネッ友と健康」でして、2パターンの人間関係と健康の関係について調べてくれています。大きく2つの実験に分かれるのですが、今回はそのうちの1つを紹介します。
 

  1. 350人が対象(平均46.4歳)
  2. 学歴や結婚、暮らしなどの観点から幅広いタイプの参加者が参加している
  3. 友人関係は量と質、健康度についてはメンタルとフィジカル、人生満足度を問うアンケートを実施
アンケートの例
友達の量:「大体何人くらい友達がいますか?」
友達の質:「込み入った話ができる友達がどのくらいいますか?」
 

こうしたアンケートをFacebookの友達、リアルの友達、と分けて聞いていったようです。その結果、一貫して次のような傾向が見られたとのこと。

 

  • リア友の量・質の高さは主観的な健康度・満足度と相関があったが、Facebookの友達に関しては関係なかった!

 

何となく予想していたような結果になりましたね。こうした差が生まれた原因について、研究者らは次のように語っています。

予想通り、リア友の友情はより親密で協力的な社会的繋がりを作り出し、新しい情報や新しいグループへの橋渡しが起こりやすい。こうして、リア友の交流は健康面に多大な影響を与えているのだろう。

dummy
赤羽(Akabane)

ということで「リア友vsネッ友」論争ですが、健康面の観点からですとリア友に軍配が上がりそうです。これは単純に、ネッ友よりリア友のほうが孤独の埋め合わせとして強力だからと考えられております。現にFacebookに何百人も友達がいる参加者は一定数居たようですが、リアルに付き合いのある友達はごく一握りだったのだとか。ネットの繋がりの希薄さが少し垣間見えますね。

参考文献&引用

#1 Maria Luisa Lima, Sibila Marques, Gabriel Muiños,Cristina Camilo,”All You Need Is Facebook Friends? Associations between Online and Face-to-Face Friendships and Health“,Front Psychol. 2017; 8: 68.