ペンシルバニア大学の研究により判明「メンタルを悪化させないSNSの一日当たり使用時間」とは?

2019年3月29日ブログ運営者が考察してみた。, 人間心理, 健全な人間関係を築く, 幸せについての考察

メンタルに悪いSNSランキングなんて話をしましたが..

SNS メンタル ランキング

当ブログではたまに“SNS”について取り上げたりしております。というのも、健全な人間関係を築くことはアンチエイジングに繋がる!というのが昨今の科学の見解だからであります。SNSは今や人間関係の主軸なので、用法容量に注意して使う必要があるんですね。

ちなみに「メンタルに悪いSNSランキング」というのが英国王立公衆衛生協会から発表されておりまして、詳しくは以下をご覧くださいませ。


 

SNSの使用を一日30分にすればメンタルが改善して人生満足度がアップする?!

SNS 孤独 メンタル

といったところで、今回はSNSとメンタルに関する面白い研究を共有です。これは2018年にペンシルバニア大学が発表した研究(#1)でして、大学生を対象に以下のような実験を行ったんですね。
 

  • 学生143名が対象(男子:35名、女子:108名)
  • 実験期間は3週間で、春秋毎のセメスター(学期)で参加者を半分ずつにわけた
  • 参加者らを次のようなグループに分けた
1.SNSの使用を制限するグループ(SnapChat,Facebook,Instagramをそれぞれ10分ずつ)
2.SNSをいつも通り使い続けてもらうグループ
比べる項目一覧
  • うつ症状レベル(BDI-II)
  • 不安感
  • 自己肯定感
  • FoMO(仲間外れ感、疎外感)
  • 主観的な社会的サポート
  • 孤独感
  • 自律性と自己受容
 

要はSNSのトータル使用時間の長さとメンタルにまつわる数値の関係を調べたんですね。すると結果はこんな感じになりました。
 

  • SNSを一日30分に制限したグループでは実験終了時に孤独感が下がった!
  • 元々うつ症状があった学生はSNS制限によってかなりうつ病レベルが改善した!
  • 両方のグループでFoMOと不安感が下がった!

 
なんとも希望が持てる結果であります。SNSを一日30分までに制限することでメンタルがかなり改善することがわかりました。特に元からうつ症状レベルが高かった学生に至っては、うつ症状スコアが24→14.5まで大幅改善なんてことも。(比較グループは24→22~23とほぼ効果ナシ)

こうした原因については、SNS特有の“他者との比較”が筆頭に考えられておりまして、特に画像イメージがアップされるInstagramなどは他人のキラキラした生活と自分のソレを比べて悲観してしまいがちなんですね。

ちなみに両グループでFoMOと不安感が下がった件については、研究者らは次のような見解でした。

今回、実験という形でSNSの使用が観察対象になることで、参加者らのセルフモニタリングの力が働いたことが原因として考えられる。

つまりは、実験でSNSの使用方法が見られている!と感じて参加者らも普段より意識して自らのSNSの使い方を見直すようになったんですね。その結果「SNSって思ったほど無くても大丈夫だな」と思えるようになったり。実際に参加した学生らもそのようなことを事後インタビューで答えているようでした。

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赤羽(Akabane)

ということでSNSは見すぎに注意!が結論。SNSは他人との比較の場になりがちなので、特にメンタルが落ち込んでいる時に見るのは最悪のタイミングかもしれません。具体的な対策としては、「If Then Planning(イフゼンプランニング)」あたりを使っていくとよろしいかと。


 

 

参考文献&引用

#1 Melissa G. Hunt, Rachel Marx, Courtney Lipson, Jordyn Young,”No More FOMO: Limiting Social Media Decreases Loneliness and Depression“,Journal of Social and Clinical Psychology: Vol. 37, No. 10, pp. 751-768,2018.