赤羽(Akabane)
目次
スタンディングデスクはストレスを和らげて仕事の集中力を上げてくれるかも!
学校の授業、オフィスでの仕事、どれもイメージは“座りながら”が一般的な感じがします。
しかし、近年の数々のメタ分析では「座りっぱなしは体に悪い!総死亡リスクがグンと高まるぞ」という結果が続々報告されてきており、一刻も早く企業はスタンディングやトレッドミルデスクを導入した方が良いんじゃないかと思う次第であります。ちなみにグーグルやフェイスブックなど名立たる企業はもう導入済み。
【オフィスワーカー閲覧注意!】座りっぱなしは万病のもと?!座りすぎと運動不足で総死亡リスクが高まる。
“座りっぱなし”よりは“立ち仕事”がベター
そんなところで、今回は座りっぱなしよりも立って動いてた方がいい!というお話を少々。参考にするのは2017年のクイーンズランド大学の研究(#1)でして、この研究では「座りっぱなしvs.スタンディングvs.トレッドミルデスク」を調べてくれています。ザっと内容は以下の通り。
- 20名を以下の3つのグループに分けて認知タスクをやってもらう
- 注意力、唾液中のコルチゾールなどを測定
- 実験はラボで一日行われた
2.座り×スタンディングデスクグループ
3.座り×トレッドミルデスクグループ
コルチゾールというのはストレスホルモンと呼ばれるものでして、つまりこれが沢山分泌されている時に人はストレスを感じていると言えるのですね。結果はこんな風になりました。
- 注意力アップに統計的優位な変化はなし
- だが、アップ具合はスタンディングデスク→トレッドミル→座りっぱなしの順だった
- コルチゾールレベルはスタンディング、トレッドミルグループで優位に減少した
ここから言えるのは、ひとまず立ち仕事の方が体のストレスは軽減してくれるかも!ということ。いかんせん研究デザインとしては信頼性はイマイチなので、まだ断言はできない状況ですね。
赤羽(Akabane)
参考文献&引用
#1 Gilson ND, Hall C, Renton A, Ng N, von Hippel W,”Do Sitting, Standing, or Treadmill Desks Impact Psychobiological Indicators of Work Productivity?“,J Phys Act Health. 2017 Oct 1;14(10):793-796.