【たった5問ショートver.】マインドフルネス度が最短で分かる診断テスト

【たった5問ショートver.】マインドフルネス度が最短で分かる診断テスト

赤羽(Akabane)

今回は「マインドフルネス診断テストが最短5問でできるかも!」というお話です。

たった5問のショートバージョン!マインドフルネス度診断テスト

本題の前に、まずマインドフルネスについてザっとおさらいしておきましょう。

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは、簡単に言うと「今ココの意識」のことで、いかに未来や過去でなく今に意識が向いているか?のことです。

マインドフルネスに関する2018年のレビュー研究(#1)では、こんな風に定義されております。

マインドフルネスは訓練やその過程、特徴を広義的に指して使われる言葉であり、多くは物事に注意を向ける力、気づき、記憶、受容の精神に関連している。この言葉は仏教にそのルーツを持っている一方で、心理学や精神医学、神経学やその他さまざまな分野で人気を博している。[筆者訳](#1)

キーワードは「注意」「受容」あたりでしょうか。とにかくこの瞬間に注意(意識)を向けて感情や気持ちの流れを受け容れる、と言った感じです。

ただ、現代ではこうしたマインドフルネスな状態になるのは非常に難しいのではないかとも思うわけです。幾つか例を挙げてみますと、

  • 目の前の信号の色を気にして歩いている(点滅しませんように!)
  • スマホをいじりながら食べ物を胃に流し込む(どのくらい食べたか覚えていない)
  • 朝起きたらその日の仕事・授業のことで頭がいっぱい(面倒くさいなあ.. あれやってこれやって..)

マインドレスイーティング

こんな感じで、現代人は未来のスケジュールやタスクにばかり気を取られてしまっており、“今この時”に意識を向ける余裕がないんではないかと。心当たりはありましょうか?

最もメジャーなマインドフルネステスト15問を5問に短縮した最短診断テスト

今回見ていくのは「The Mindful Attention Awareness Scale(#2)」というマインドフルネステストの短縮版(#3)です。

どうやら研究の中で、「マインドフルネス度を正確に診断するにはこの5問で十分じゃない?」という選りすぐりの5問が決まったようで、オリジナルのテストに近い精度が出たみたい。

では早速中身を見ていきましょう。

The Mindful Attention Awareness Scaleの短縮版5問

これは15問の短いテストで、各設問に6段階でどのくらい当てはまるか?で答えていくタイプ。テストの結果は、点数が高いほどマインドフルネス度が高い、という事になります。

点数の計算

  • 1…ほとんどいつもそうだ
  • 2…とてもよくある
  • 3…よくある
  • 4…たまにある
  • 5…あまりない
  • 6…ほとんどない

The Mindful Attention Awareness Scale(Short ver.)

  1. 何かをしている時、そのことに意識が向かず「自動走行」状態になりがちだ
  2. 何かをするとき、そのことに本当に注意を向けることがなく慌ただしくこなしがちだ
  3. ゴールに意識がいき過ぎてしまい、そこへたどり着くために今何をしているのか見えなくなることがある
  4. 何をしているのか?に意識が向かずに自動的に仕事やタスクをこなしがちだ
  5. 注意を十分に払わずに何かをしてしまいがちだ

で各問題を最大6点で合計して最高点が30点です。スコアは高いほどマインドフルネス度が高い!ということになりますね。いかがでしょうか?

赤羽(Akabane)

ちなみに私は26点でした。15問のオリジナルテストでは90点中75点でしたが、今回の出題がたまたま自分にとって減点が少ない設問だっただけかも。より正確を期すならば以下の2つもやっておいて損はないかと思います。

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参考文献&引用

#1 Nicholas T. Van Dam, Marieke K. van Vugt, David R. Vago, Laura Schmalzl, Clifford D. Saron,Andrew Olendzki,Ted Meissner,Sara W. Lazar, Catherine E. Kerr, Jolie Gorchov, Kieran C.R. Fox,Brent A. Field, Willoughby B. Britton, Julie A. Brefczynski-Lewis, and David E. Meyer,Mind The Hype: A Critical Evaluation and Prescriptive Agenda for Research on Mindfulness and Meditation,Perspect Psychol Sci. 2018 Jan; 13(1): 36–61.

#2 Greater Good Science Center. The Mindful Attention Awareness Scale (MAAS) accessed on 2nd July 2019.

#3 Osman A, Lamis DA, Bagge CL, Freedenthal S, Barnes SM. The Mindful Attention Awareness Scale: Further Examination of Dimensionality, Reliability, and Concurrent Validity Estimates. J Pers Assess. 2016;98(2):189-99. doi: 10.1080/00223891.