ホエイプロテイン + GABAの組み合わせで筋トレの効果がアップ!

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ホエイプロテイン + GABAの組み合わせで筋トレの効果がアップ!

ホエイプロテイン + GABAの組み合わせで筋トレの効果がアップ!

今回は「ホエイプロテイン + GABAの組み合わせで筋トレ効率アップ?!」というお話です。
 
 
GABAは「γ-アミノ酪酸」という、脳の抑制系という部分を司る神経伝達物質のことです。副交感神経を優位にしてリラックス効果があると言われていて、最近では「ストレス社会に!」みたいな文句でGABAチョコも見かけますね。
 
 
ではおさらいも済んだところで、本題へ入りましょう。
 

ホエイ単体 vs. ホエイ + GABA!筋トレの効率を高めるのはどっち?

これは2019年に京都の企業「ファーマフーズ」が発表したRCT(#1)で、21名の健康な男性(26〜48歳)を対象に、まず彼らを次のようなグループに分けました。

 

  • ホエイプロテインのみ(10名):毎日10gのホエイ(たんぱく質8.85g含)を飲む
  • ホエイ + GABA(11名):毎日10gのホエイ(たんぱく質8.85g含)と100mgのGABAを粉で飲む

 

で実験期間中の12週間は、各グループで週2回筋トレプログラムを実施して、脚のトレーニングを中心に1種目12レップを3セットずつ、最大筋力の60%の強度で行っていたようです。
 
 
また、サプリを飲むタイミングは各グループでトレーニング日はトレ前、お休みの日は寝る前に摂るよう言われていたみたいですね。
 
 
そして実験中の数回と前後で体組成などを測定していったところ、次のような結果が得られたようです。

 

  • 4週間目時点で、ホエイ+GABAグループで有意に成長ホルモンの分泌が増加していた(実験終了時には有意な差なし)
  • ホエイ+GABAグループで有意に全身の除脂肪体重が増加していた(ホエイ: 146 ± 207g vs. ホエイ+ GABA: 1,340 ± 443 g)
  • 脚と腕の除脂肪体重にはグループ間で有意な差は見られなかった

 

ここから言えるのは、ホエイ単体よりもホエイとGABAの組み合わせの方が筋トレによる胴体の筋肉量アップ効率が善くなった!ということ。
 
 
考えられるメカニズムとしては、GABAに含まれるアミノ酸も合わさることで直接成長ホルモンの分泌を促したり、リラックス効果で睡眠の質が高まったことで間接的に分泌を促したり、といった辺りが考えられます。
 

注意点・まとめ

ただし注意点としては、研究チームが企業出資を受けている点は押さえておきたいです。というのも、実験内で使われたGABAパウダーは「ファーマフーズ」の製品で、企業にとって都合の良いデータになっている恐れもあると考えられるんですね。
 
 
では最後に今回のまとめを見ていきましょう。

 

ポイント
  • ホエイ + GABAでホエイ単体よりも成長ホルモン分泌が増えて筋トレ効率もアップした!という実験結果
  • 腕や脚周りの筋肉量に変化はなく、胴体周りの筋肉量が有意に増加していた
  • ただし出資バイアスの可能性があるので、あくまでまだ参考程度に
 

こんな感じでしょうか。出資の問題は残りますが、実験のテーマとしてはあまり見かけなかった内容なのでなかなか有用かと思います。

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赤羽(Akabane)

GABAはチョコを筆頭に注目されている物質ですが、よく言われる主張として「外から摂取しても血液脳関門を通らないから意味ないよ!」というのがあります。これについては以下で取り上げましたので、興味のある方はご覧ください。

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参考文献&引用

#1 Maya Sakashita, Utano Nakamura, Noriko Horie, et al. Oral Supplementation Using Gamma-Aminobutyric Acid and Whey Protein Improves Whole Body Fat-Free Mass in Men After Resistance Training. J Clin Med Res. 2019 Jun;11(6):428-434.