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運動で頭が良くなる。エクササイズでBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やそう!

BDNFとは 脳由来神経栄養因子

赤羽(Akabane)

今回はBDNF(脳由来神経栄養因子)という物質と運動の関係についてのお話です。

BDNF(脳由来神経栄養因子)とは?

まず「BDNFって何ぞや?」という疑問についてですが、これは簡単に言うと、増えれば頭が良くなる!と言われる神経伝達物質で、記憶や認知に関わる脳の部位が正常に機能するのに欠かせないモノです。詳しくは以下をザっとご覧ください。

BDNFとは 脳由来神経栄養因子増えると頭が良くなる物質 「BDNF(脳由来神経栄養因子)」を増やす3つの方法

 エクササイズ後にBDNFが増えた!

では本題に入ります。このBDNFですが、2015年に発表されたメタ分析(#1)によると、運動によって増加することがわかりました。

この研究は29件の過去研究から1111名を対象にした大規模な内容になってまして、エクササイズと脳のBDNFレベルの関係をまとめたもの。

ちなみに脳の測定タイミングは、

  1. 一回のエクササイズをやった直後
  2. 定期的なエクササイズプログラムをこなした直後(3~24週間)
  3. 定期的なエクササイズプログラムを終えた後の安静時

このように、色々なタイミングでBDNFを測ってくれていて参考になります。ちなみに”エクササイズ”というのはエアロビクスを調べた研究が多く、次いでウェイトトレーニングが多かったみたい。

以上を踏まえまして、この結果は

結果
  • 一回の運動後には中程度(0.46)のBDNFレベル増加が見られた
  • 定期的な運動後になるとレベルアップ度(0.58)も増加していった
  • 定期的な運動後の安静時は小程度(0.28)のBDNFレベル増加が見られた

どうやら定期的に運動していたほうが効果がありそうです。()の数字は効果量といって、そのまま効果の度合いを表していると考えてください。全体で見るとそれ程効果は強くないものの、定期的な運動は脳をはじめ神経系に良さそうです。

性別でみた違いは、女性より男性のほうがこの効果が高かったことがわかっています。原因は謎のままですが..

日本人教授も著書の中で語る

瀧靖之著 脳が目覚めるたった1つの習慣 かんき出版

参考図書「脳が目覚めるたった1つの習慣」でも、医学教授である著者は次のように説明しています。

BDNFは加齢とともにどんどん減少し、脳の萎縮が進んでいる人ほど、この栄養素が少ないこともわかっています。

そういった人でも、有酸素運動を行うとBDNFの血中濃度が上がるため、海馬の神経細胞の生成が促されると同時に脳の萎縮が抑えられるのです。[筆者訳]

赤羽(Akabane)

結論、脳の機能を高めて頭をよくするために運動は大アリかと。種類については「散歩でも筋トレでもある程度の強度があればBDNFは増えるかもよ!」という報告もあったり。まずは早歩きの散歩から始めてみてもいいかもしれません。

関連記事はこちらをどうぞ

散歩 BDNF 脳由来神経栄養因子BDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす運動と最低ラインとは?【筋トレ、散歩】

参考文献&引用

# 瀧靖之著『脳が目覚めるたった1つの習慣』かんき出版、2016年。

#1 Kristin L. Szuhany, Matteo Bugatti, Michael W. Otto,”A meta-analytic review of the effects of exercise on brain-derived neurotrophic factor“,Journal of Psychiatric Research, Vol.60,pp56–64,2015.