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5種類の低カロリー甘味料を比較した実験!太るのはどれだ?

5種類の低カロリー甘味料を比較した実験!太るのはどれだ?

赤羽(Akabane)

今回は「甘味料の種類によって体型の変化に差は出るのか?」というお話です。

5種類の低カロリー甘味料を比較した実験!太るのはどれだ?

昨今では、甘味の選択肢として砂糖の代わりにカロリーオフの甘味料がよく使われるようになりました。カロリー過多は太る主な原因になりますので、ダイエットの観点から言えば、この動きには確かに一理あると言えましょう。

ところが、また最近になって人工甘味料の弊害がちょくちょく確認されるようになっていまして、腸内環境への悪影響や、食欲を増幅させることで間接的に太る!といった報告もちらほら。

というわけで、この記事では「5種類の低カロリー甘味料を比較した実験」を見ていきます。

甘味料の中でもスクロースとサッカリンは太りやすい?

2019年にパデュー大学が発表したRCT(#1)によると、スクロースとサッカリンで体重が増加、逆にスクラロースで減量したようです。

この研究では、太り気味~肥満体型の154名(18~60歳、平均25~30歳前後)を対象に、彼らをランダムに以下5つのグループに分ける実験を行いました。

  • スクロース(39名)
  • アスパルテーム(30名)
  • サッカリン(29名)
  • スクラロース(28名)
  • レバウディオサイドA(28名)

*1.25~1.75リットルの飲料に上記の甘味料を溶かしたものを毎日飲む

そして上記の実験を12週間続け、実験前の体型やエネルギー収支、食欲、ブドウ糖代謝や、2週間ごとの体重測定、4週間ごとのエネルギー収支と食欲の測定データを比較しました。

すると、最終的に123名が実験をやり遂げて、そこからこんなことが分かりました。

結果
  • スクロースとサッカリンのグループで、有意に体重の増加が見られた(スクロース: +1.85 ± 0.36 kg; サッカリン: +1.18 ± 0.36 kg ;P ≤ 0.02)
  • その他3種類の甘味料では、体重に有意な変化は見られなかった
  • ただしスクラロースでのみ、他の4種類の甘味料と比べて体重に減少が見られた(-1.37 ± 0.52 kg, P ≤ 0.008)

まとめると、5種類の中でもスクロースとサッカリンで体重の増加が見られて、一方でスクラロースで体重が僅かに減少する結果となりました。スクラロースで減量に成功した要因としては、他のグループよりも消費カロリーが減っていたことが大きいと考えられます。

とはいえ、過去の類似研究の結果と照らし合わせてみると、サッカリンやスクラロースの効果はあまり一貫していない様子。今回の結果の中で一貫性が見られるのは、スクロースの体重増加傾向のみでした。

注意点・まとめ

ただし注意点もあって、ザっと以下の点は押さえておくと良さそうです。

注意
  • 参加者は太り気味~肥満体型の人のみ: 標準体型や痩せ型などだと体重の変化に差があるかもしれない
  • 実験期間は比較的短い: 12週間の結果のみなので、年単位での効果はどうなるか?などはわからない

では最後に今回のまとめを見ていきましょう。

ポイント
  • 5種類の甘味料「スクロース」「サッカリン」「スクラロース」「アスパルテーム」「レバウディオサイドA」の体型への影響を比較した実験
  • 結果は、スクロースとサッカリンで体重が増加し、スクラロースでは逆に他の甘味料よりも有意に減量に成功していた
  • ただし、結果が過去の研究結果と一貫しているのはスクロースの増量傾向のみ

赤羽(Akabane)

今回の研究も単一なので、今後追試が増えればもっとまとまった見解が得られそうですね。一応、低カロリーの甘味料だからといって安心せずに、かえって他のところで食べ過ぎていないか?はチェックしておいたほうがいいのかもしれません。

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参考文献&引用

#1 Higgins KA, Mattes RD. A randomized controlled trial contrasting the effects of 4 low-calorie sweeteners and sucrose on body weight in adults with overweight or obesity. Am J Clin Nutr. 2019;109(5):1288–1301.