食事による「炎症」がどのくらいか教えてくれる健康アプリ『DII Screener』をインストールしてみた。【評判、感想】

赤羽(Akabane)

今回は「食事に因る炎症がどのくらいか教えてくれるアプリ」を紹介します。

DII(Dietary Inflammatory Index)とは?

まずはDII(Dietary Inflammatory Index)について簡単な説明をば。これは食事による炎症レベルを示す指数でして、この手の研究ではよく使われる信頼できる基準のひとつです。

炎症といえば当ブログでもおなじみの万病の元です。昨今では「慢性炎症があらゆる病気の原因になっているんでは?」というのが定説でして、是非とも対策をしていきたいところ。

さて、DIIの具体的な中身はというと、最終的なポイントが-10に近いほど(低いほど)健康で炎症が少ないということになります。例えばオリーブなどの良質な油や野菜、魚などはポイントが低めです。逆に加工食品なんかはポイントが高めで、+10に近づくほど危険。これを様々な食べ物を総計して結果を算出していきます。

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食事による炎症指数を測定する『DII』のアンケートがアプリ版で登場!

とはいっても、これだけ聞いただけでは「よし、健康な食事を心がけようか」と思うばかりでまだぼんやりしています。DIIを簡単に計測できたら楽なのになぁ…と私も思っておりました。そこで、DIIを簡単に測れるアプリの登場です。その名も「DII Screener」

早速インストールして開いてみると、案の定全部英語で書かれていました。英語になじみがない方もいると思いますので、ざっくり中身の説明もしていきます。

まずはプロフィールを入力します。上から順に「名前」「姓」「性別」「民族」「人種」「年齢」「身長」「体重」となっております。

次に普段の運動習慣を聞かれます。ここは上から「座りっぱなし」「軽い運動はする」「まあまあ運動する」「超アクティブ」です。仕事で日中はずっと座りっぱなしで特に運動もしない、という方は「座りっぱなし」ですね。一方でほぼ毎日運動をするアスリートの方なんかは「超アクティブ」でいいと思います。私は「まあまあ運動する」にチェックをつけました。

ここまで入力が終わると、25問構成のアンケートを受けられるようになります。今回は一問だけ例としてみてみましょう。これは「あなたは過去一年でバナナをどのくらい食べてますか?」というもの。こんな風に特定の食べ物をどのくらい食べるのか?をひたすら聞かれます。

そして解答欄に目をやると、非常に細かく選択肢がありますね。面倒がらずに、高い精度を求めるならやむを得ない!と頑張りましょう。

そして最後に私の結果を晒します。DIIの結果はなんと「-4.19」でした。マイナスに振り切れるほど健康で炎症が少ないということなので、私は大丈夫そうです。

ちなみに、2014年に発表された1943もの論文をまとめたレビュー論文(#1)によると、世界規模でみたDIIの最高値(ワースト)と最低値(ベスト)はそれぞれ「+7.98」と「-8.87」だった模様。私もまだまだ修行が足りないみたいです。

赤羽(Akabane)

いかがでしたでしょうか。自分のDIIが気になる!という方はちょっと面倒ですが「DII Screener」試してみる価値はあるかと。アンチエイジングの第一歩を踏み出しましょう。

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参考文献&引用

#1 Nitin Shivappa, Susan E Steck, Thomas G Hurley, James R Hussey,James R Hébert,”Designing and developing a literature-derived, population-based dietary inflammatory index“,Public Health Nutr. 2014 Aug; 17(8): 1689–1696.