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【クリーム vs. スプレー vs. ローション】日焼け止めの化学物質はどのくらい体内に入り込んでいるのか?

【クリーム vs. スプレー vs. ローション】日焼け止めの化学物質はどのくらい体内に入り込んでいるのか?

赤羽(Akabane)

今回は「タイプ別に見た!日焼け止めのケミカルはどのくらい体内に入り込んでいる?」というお話です。

【クリーム vs. スプレー vs. ローション】日焼け止めの化学物質はどのくらい体内に入り込んでいるのか?

日焼け止めの化学物質が体内に入り込むことは前々から知られていましたが、実際のところどのくらい入り込むのでしょう?この問題をクリームやスプレーなどタイプ別で見ていきましょう。

クリーム vs. スプレー vs.ローション!日焼け止めの化学物質の侵入を調べた研究

2019年にアメリカ食品医薬品局が発表したRCT(#1)では、24名の男女(平均35.5歳、うち14名黒人orアフリカ系アメリカ人)を対象に、まず彼らを次の4グループに分けました。

  • スプレータイプ1(6名)
  • スプレータイプ2(6名)
  • クリームタイプ(6名)
  • ローションタイプ(6名)

それぞれ日焼け止めを塗るのは1日4回を1~4日目までで、体の表面の75%に1㎠あたり2mgずつ塗布しました。

実験期間は7日間、その間は外で日光を浴びないルールです。で毎日30分~数時間おきに血液サンプルを採取していく流れで、最長で塗ってから144時間経過後までの血液データを参考にしていったようです。

血液採取で測定した化学物質は、①オキシベンゾン②アボベンゾン③オクトクリレン④エカムスルの4つでした。エカムスルはあまり聞かないですが、最初の3つはよく聞く名前ですね。

ではこの結果、どうなったんでしょう?分かったことを見ていきましょう。

結果
  • どのタイプでも化学物質は普通に血中に入り込んでいた
  • どの化学物質も最初に塗ってから大体2~6時間後には検出された
  • 発疹やぶつぶつ、痒みの副作用が幾つか報告された

まとめると、普通に日焼け止めの化学物質は血中に入り込んでいて、割と塗ってすぐによく使われる0.5 ng/mLという基準を超えていたんですね。

しかもそれぞれの物質は数十時間の長期にわたって体内に滞在し続けたみたい。これだけ聞くと何だか恐くなりますね~。

注意点・まとめ

ただし注意点もあって、今回の実験は屋内で行われています。つまり塗って外に出た場合の数値は、今回とはまた違うかもしれないということです。

また日焼け止め研究あるあるですが、参加者の肌のタイプにもかなり影響されます。今回のデータには日本人が含まれていないので、この辺りでも結果が変わってきそうです。

では最後に今回のまとめを見ていきましょう。

ポイント
  • どのタイプでも日焼け止めの化学物質は普通に体内に入り込む
  • 塗ってから数時間後には血中で見つかり、その後数十時間滞在した
  • ただ肌のタイプや環境、商品などによって結果が変わりやすいうえに、日焼け止めの化学物質の正確な体への影響はハッキリしていない

こんな感じでしょうか。日焼け止めの化学物質は普通に入り込みますよ、ということと、全体的に見るとどのタイプでもその差はあまりなさそうだ、ということを押さえておくと良さそうです。

ただ、日焼け止めの化学物質の悪影響はまだハッキリとは分かっていません。なので今回の結果が長期でどう体に影響するのか?も現段階では分かりません。それでも夏場の強烈な直射日光の中を素肌で行くのはよろしくないので、現状は日焼け止めを付けたほうが良い、というのが権威たちの見解です。

赤羽(Akabane)

日焼け止めクリームについては過去にも幾つかまとめていて、ビーチパラソルは効果があるのか?とかクリームは顔にどのくらい塗ればいいの?とか科学的な見解が気になる方は続きもご覧ください。また安全な日焼け止め選びについてもまとめているので、ご参考までに。

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参考文献&引用

#1 Matta MK, Zusterzeel R, Pilli NR, et al. Effect of Sunscreen Application Under Maximal Use Conditions on Plasma Concentration of Sunscreen Active Ingredients A Randomized Clinical Trial. JAMA. 2019 Jun 4;321(21):2082-2091.