強靭で柔軟なメンタルの秘訣「ストレスコーピング力」を確かめる診断テスト18問

CBT(認知行動療法), その他ストレス対策, 教育&勉強法, 考察編

強靭で柔軟なメンタルの秘訣「ストレスコーピング力」を確かめる診断テスト18問

強靭で柔軟なメンタルの秘訣「ストレスコーピング力」を確かめる診断テスト18問

今回は「ストレスコーピングの診断テスト」についてのお話です。
 
 
早速ですが、最近短縮版(ショートバージョン)が出ていたので中身を覗いてみましょう。
 

全18問!あなたのストレスコーピング力はどのくらい?

まずここでテーマになる「ストレスコーピング」ですが、これはストレスへの対応力のことです。
 
 
全く同じストレスでも、人によって受け取り方がかなり違います。この差は彼らのストレスコーピング力によって生まれているんですね。
 

ストレスコーピング力診断テスト18問と採点方法&基準

今回参考になるのは、2018年にグリフィス大学の教授らが発表した研究(#1)で、元々40問あった診断テストをその有効性を削ぎ落さないで18問まで短縮してくれています。
 
 
採点方法と診断テスト18問は以下の通りです。

 

採点方法
  • 1..全く当てはまらない
  • 2…ほとんど当てはまらない
  • 3…あまり当てはまらない
  • 4…どちらとも言えない
  • 5…まあまあ当てはまる
  • 6…ほとんど当てはまる
  • 7…完全に当てはまる
ストレスコーピング力診断テスト18問
  1. 必要であれば簡単にストレスに対処する方法を見つけられる
  2. ストレスが今までにないタイプだったとしても、臨機応変に対応できる
  3. 場合に応じて、ストレスとの向き合い方を変えられる
  4. 新しいタイプのストレスに対して、様々な違った方法を使って対処できる
  5. ストレスが善くならなかったとき、新しい別のアプローチを考えられる
  6. ストレスとの向き合い方を柔軟に変えられる
  7. 私のストレス対処法は大抵何が起こっているか?によってその都度変わる
  8. ストレスの種類に応じて効果的な対処法は変わってくる
  9. 同じ対処法を使うのは必ずしも得策ではない
  10. たまに対処法を変えてみるのも役に立つ
  11. ストレスに対しては、色々な対処法を試してみるのが良い
  12. 全てのストレスに対して同じ方法で対処するのは自分には合わない
  13. ストレスがどんなものかに関わらず、対処するために同じことをし続ける
  14. 私はストレス対処法として1つしか得策を持っていない
  15. ストレス対処法に違うアプローチを試すのは大体役に立たない
  16. 私のストレス対処法は長い間あまり変わっていない
  17. 私はストレスに立ち向かう策を1つより多く持っていない
  18. 自分がネガティブな物事に対応する方法が役に立たなかったとしても、それをやり続けてしまう
 

で一通り終えたら、以下の3つの部門ごとに採点していきます。

 

  • コーピングレパートリーの豊富さ:ストレス対処法の引き出しの多さ(問1~6まで)
  • コーピングフレキシビリティ(柔軟性) :ストレスの種類に応じて引き出しを変える柔軟さ(問7~12まで)
  • コーピングフレキシビリティ(臨機応変さ):ストレス対処法が効かなかった場合に別の引き出しに切り替える臨機応変さ(問13~18まで)

 

ちなみにどの部門も4点前後が平均点になっていました。採点としては「コーピングレパートリーの豊富さ」と「コーピングフレキシビリティ(柔軟性) 」は4点以上であればストレスコーピング力は高いほうということになりますね。一方で「コーピングフレキシビリティ(臨機応変さ)」は逆で3.5点未満なら高くてスコアが低いほど良い、といった感じです。
 
 
これら3つはどれもストレス対策には非常に大事な要素(#2)で、ストレスコーピングの世界で腕利きのプレイヤーになるのに欠かせません。
 
 
現に今回の研究では幾つか実験が行われているんですが、コーピングレパートリーとフレキシビリティが高いと、より善いメンタルヘルス状態である傾向が見られたようです。

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赤羽(Akabane)

こうしたストレスやメンタルの問題への対処法は、プレイヤーである我々のアプローチ次第なところがあります。具体的なテクニックとしては、併せて以下もご覧ください。

ストレスコーピングの実践編はこちら

参考文献&引用

#1 Zimmer-Gembeck, M. J., Skinner, E. A., Modecki, K. L., Webb, H. J., Gardner, A. A., Hawes, T., & Rapee, R. M. (2018). The self-perception of flexible coping with stress: A new measure and relations with emotional adjustment. Cogent Psychology, 5(1).

#2 Kato T. Development of the Coping Flexibility Scale: evidence for the coping flexibility hypothesis. J Couns Psychol. 2012 Apr;59(2):262-73.