赤羽(Akabane)
今回は「傲慢さにも大きく3種類あるんじゃないか?」というお話です。
目次
傲慢さには3種類ある?! 傲慢な人の根底にある残念な特徴とは
この問題について、早速新しい枠組みを見てみましょう。
傲慢な態度もスペクトラムで考えるべき!という新見解
これは2019年にミズーリ大学が発表した研究(#1)で、傲慢な性格にも色々あるよね!という内容になっています。
研究チームによると、傲慢な性質は自閉症のようにスペクトラム(連なり)として考えるべきだという見解で、その結果大きく3つの種類に分けられるようです。
3種類の傲慢
- 個の傲慢:事実に基づいて自分自身の能力や成功、才能を過大評価する
- 比較の傲慢:他人と比べて自分の能力や成功、才能を過大評価する
- 敵対の傲慢:優劣で比べて他人を軽視したりなめた態度をとる
根本の「傲慢さ」は変わらないものの、どれも文脈が微妙に違うのが分かりますね。図で表すと、ザっとこんな感じです。
ピラミッドの一番下はまさに「ダニング・クルーガー効果」ですね。これは【人は能力がない分野では自分の無能に気づきにくい】という性質のことで、もしかするとこの手の傲慢な態度は能力のなさからくるものなのかもしれません..。
注意点・まとめ
ただし注意点として、今回の話はあくまで分析上の話。実際に検証実験はまだ行われていないので、今後の参考程度に留めておくと良さそうです。
では最後に今回のまとめを見ていきましょう。
傲慢の3種類
- 個の傲慢:事実に基づいて自分自身の能力や成功、才能を過大評価する
- 比較の傲慢:他人と比べて自分の能力や成功、才能を過大評価する
- 敵対の傲慢:優劣で比べて他人を軽視したりなめた態度をとる
どんな人にも多かれ少なかれこの性質があって、ただそのレベルや配合率に個人差がありますよ、というイメージです。
赤羽(Akabane)
傲慢さの土台に「自分の無能さ&情報の少なさ」があるということは、傲慢な態度というのは実は能力のなさからきている可能性もあり得ますね~。記事内で出てきた話題について、興味のある方は続きもご覧ください。
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参考文献&引用
#1 Nelson Cowan, Eryn J. Adams, Sabrina Bhangal, et al. Foundations of Arrogance: A Broad Survey and Framework for Research. Review of General Psychology, 2019.