不眠症な人には「ある共通点」が見られることが判明。

栄養成分、物質, 睡眠時間&質

アンチエイジングの大敵「不眠症」

不眠症

現代では不眠症を抱える人が増えてきております。現に日本でも近年では10人に1人に不眠症の可能性があると言われていたり。

そして不眠症の結果引き起こされる深刻な睡眠不足は、着実に体を蝕んでいきます。例えば睡眠不足によって、万病のもとで老化の原因となる慢性炎症が長期で起きてしまうんですね。

この慢性炎症は、ざっくり言うと小火が体内でずっと燃え続けているような状態。急性の炎症(ケガしたところが赤く腫れる)と比べて短期の破壊力は強くないものの、その分気付かないレベルで確実に体にダメージを与えます。
 

 

不眠症な人には“ある共通点”があった!

といったところで、今回は万病のもとにつながる“不眠症”について知ろう!という回をば。参考は2016年にハーバード公衆衛生大学院とペンシルベニア州立大学が発表した研究(#1)でして、ザっと以下のような内容になっていました。
 

  • 不眠症の疑いがある or 不眠症状がある男性15273名が対象(58~93歳、他に現病歴はなし)
  • 2年間の追跡のあと、食事の内容を評価する調査をおこなう
  • 慢性疾患などの他の要素は調整する

 
ちなみに食事内容の調査とはAHEIというもので、以下のような食品の摂取頻度を0~10点で聞くものです。

ナッツ、豆類、赤肉、加工肉、トランス脂肪酸、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、野菜、果物、全粒穀物、清涼飲料、フルーツジュース、ナトリウム、アルコール

すると2年後の結果はこんな感じになりました。

 

  • 不眠症の疑いがある男性は平均より35.8kcal多くカロリーを摂っていた
  • トランス脂肪酸、ナトリウムの摂取が多く、野菜が少なかった
  • ノンレム睡眠や夜中起きてしまう、入眠障害があるパターンは高いエネルギー摂取と相関がみられた
  • 入眠困難なパターンはAHEIのスコアが悪い傾向に(=食生活の乱れ)

 

ということでまとめると、不眠症疑いがあったり現に症状を抱えている人には食生活の乱れが見られました。実際に健康な野菜の摂取量が減っていたり、なるべく減らそう!と言われているトランス脂肪酸やナトリウムが増えていたり。
 

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赤羽(Akabane)

結論、不眠症は食生活の乱れと関係があるかもしれません。というのもこの研究からでは因果関係が分からないんですね。(不眠症のせいで食生活乱れ?それとも逆?)いずれにしても食生活の乱れはよろしくないので、どんな食事をしたらいいのか?を続編として載せておきます。健康志向な方はぜひに。

参考文献&引用

#1 Cheng FW, Li Y, Winkelman JW, Hu FB, Rimm EB, Gao X,”Probable insomnia is associated with future total energy intake and diet quality in men“,Am J Clin Nutr. 2016 Aug;104(2):462-9.