【隣の人は超大事】「努力は伝染する」が実験で確認されたみたいだ

人間心理, 教育&勉強法, 考察編

「努力は伝染する」学校や職場では隣の席が誰か?はかなり大事かも

努力 伝染 他人

今回は「努力は感染するのか?」という興味深いテーマについてのお話です。
 
 
早速ですが、2016年にブリュッセル自由大学が発表した研究(#1)では、努力は伝染するかも!という結果になっていました。
 

 
この実験では38名の男女(平均21.6歳)を対象に、二人組ずつに分かれてもらって「サイモンタスク」という試験を一緒にやってもらいました。
 
 
サイモンタスクとは画面に映った図形の色や位置に応じて指定されたキーを押す、というもので、このリアクションにかかった時間を測定するタスクです。
 
 
でこれを二人で一緒にやるわけですが、ここで片方の参加者(A)のタスクに仕掛けを加えます。

 

(#)より引用。
参加者A 参加者B
ブロック1 90%合同(楽) 50%合同(半々)
ブロック2 10%合同(大変) 50%合同(半々)
ブロック3 50%合同(半々) 90%合同(楽)
ブロック4 50%合同(半々) 10%合同(大変)
 

こんな風に、一方(A)が楽なタスクと大変なタスクをやっている場合に分けて、それぞれでもう一方の相方(B)の反応を見たんですね。
 
 
すると結果は、

 

  • 相方が難しいタスクをやっている時に、参加者はよりタスクに精神的な労力を割いた

 

こんな面白いことになりました。しかもこうした結果は、二人組をパネルで遮って別々の画面をタスクをやらせた場合でも見られた様子。
 
 
つまり、タスクのパフォーマンスは相方が解いているタスクのボリュームやレスポンスの速さよりも「相方がどのくらいタスクを頑張ってるか」で大きく変わった、と。
 
 
最後に研究者らはこう締めくくっています。
 

今回、私たちは初めて精神的な努力が伝染することを示した。単に頑張っている人の隣でタスクをやるだけでも、その努力があなたにも伝染するかもしれない。[筆者訳]

 

定説になるにはまだまだ追加研究が必要ですが、ひとまず自習室や職場で席を選ぶ際は意識してみてはいかがでしょうか?

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赤羽(Akabane)

学校なんかだと席の融通が効かないので、運悪く気が散るクラスメイトの隣にでも割り振られたらキツイですね…(笑) カフェやオフィスで作業する際は集中して作業している人の近くに座るといいかも。

参考文献&引用

#1 Kobe DesenderEmail authorSarah BeurmsEva Van den Bussche. Is mental effort exertion contagious? Psychonomic Bulletin & Review ,April 2016, Volume 23, Issue 2, pp 624–631.