誰でもなれる!みんなが認める”カリスマ”が備える6つの特徴とは?

赤羽(Akabane)

今回は「カリスマが備える6つの特性」についてのお話です。

世間一般の“カリスマ”の定義

皆さんはカリスマと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?「カッコいい」「堂々たる存在感」「ピシッとしてる」「頭がいい」などなど、いろんなイメージがあるかと思います。一応本題に入る前に世間一般の“カリスマ”の定義をハッキリさせておくと、こんな感じです。

限られた人だけが持っている特別な力。彼らを影響力のある人物たらしめ、人々を魅了して畏敬の念を抱かせる。[筆者訳](#1)

「カリスマは才能なのか…」と何とも落ち込んでしまう内容ですが、実はそうでもないことが分かっています。

統計で浮かび上がる「カリスマが備える6つの特徴」

実際に2010年にテネシー大学が行った研究(#2)では、カリスマは誰でもなれる!という面白い結論に行きついていました。この研究では、422名から回答を得て「あなたが思うカリスマの特徴は?カリスマの言動は?」という風にアンケートを行っていました。

その結果次のような6つの特徴が浮かび上がってきたのだとか。

結果
  • 共感力
  • 傾聴スキル
  • アイコンタクト
  • 他人に注ぐ情熱
  • 自信
  • コミュニケーションスキル

何やら雲をつかむような感覚ですが、これらはザックリいうと以下のような特徴です。

共感力

他人の視点から物事を考えて、どう感じているかを理解する能力。この力は他人に全力で注意を向けた時に身につく。例えばスマホをいじりながら他人の話を聴いてるようでは身につかない。


傾聴スキル

他人が言葉や身振りで伝えようとしていることを聴こうとする力。当然会話が上の空だったりしたら傾聴はできていない。他人の言葉を待たずに要約したりするタイプもこの傾聴スキルが足りない。


アイコンタクト

そのままの意味。人は視線が逸れるとその人の意識も逸れたと感じやすいとのこと。共感と傾聴ができていても視線が明後日の方向を向いていれば、当然カリスマにはなれない。


他人に注ぐ情熱

重要なのは、“他人にそそぐ”情熱であって、アツい人を指しているわけではない点。他人の行動やアイデアを称賛したりすることで他人のモチベーションをあげられる能力。一朝一夕で身につくモノではなく、本当に他人のしていることや言っていることに意識を集中させないと、この能力は身につかない。


自信

これもそのままの意味。確固たるポリシーと安心をもって動ける力で、周りの人間が何を考えているのか?自分はどう見られているか?と心配しすぎないこと。


コミュニケーションスキル

喋りがうまくなること、ではなく他人と深いコミュニケーションが取れる能力。これは上の5つを総合すれば自然と身についているもの。

まとめ

赤羽(Akabane)

ということでカリスマの6つの秘訣でした。蓋を開けてみると今までのカリスマの定義とはかけ離れたものばかりで、むしろ「人間関係を上手く築き上げる6つの能力」なんてタイトルがお似合いなくらい。そして結局ここで言われているのは、「他人と喋る時はその会話に全神経を集中させましょうね!」というシンプルなメッセージなんだと思います。まずはこれを普段から心がけてみるだけで、随分他人からの評価も変わるのではないでしょうか?

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参考文献&引用

#1 Cambridge Dictionary
https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/charisma“,accessed on 6 October 2018.

#2 Kenneth J. Levine,Robert A. Muenchen,Abby M. Brooks,”Measuring Transformational and Charismatic Leadership: Why isn’t Charisma Measured?“,Communication Monographs,Volume 77, 2010 – Issue 4.