お知らせ


ホームページ工事中につき
見づらくなる時間帯があるかもしれません。
3月中には完了するのでご了承ください。


ビタミンDサプリは慢性痛や睡眠の質を改善する?!

2019年1月2日サプリメント, 栄養成分、物質, 睡眠時間&質


ビタミンDサプリで生活の質が上がった?

生活の質 睡眠

当ブログではすっかりおなじみのビタミンDサプリですが、今度は慢性痛や睡眠の改善にも効果があるのか?という部分に触れていきましょう。

2013年のハーバード大学の教授らの研究(#1)によると、ビタミンDサプリを定期的に摂り続けると慢性痛や睡眠の質、生活の質も上がるという結果が出たようです。研究概要は以下の通りです。
 

  • 28人の慢性痛に悩む患者が対象
  • 35~57歳
  • 三ヵ月間、ビタミンDサプリを飲んでもらう
  1. ビタミンD3サプリを1日1200IU
  2. ビタミンD2サプリを週50000IU
  • 慢性痛、眠りの質、生活の質のアンケートを随所でやってもらう
  • 体内ビタミンDの指標になる25OHDの数値を測定
  • 年齢、性別などの他要素は調整する

 
参加者たちは慢性痛持ちで眠りの質にも影響がありそうな人達です。サンプル数が少ないので、少しの誤差も大きく結果に響いてしまいそうなのが難点。研究の信頼性は微妙ですが、結果を見てみましょう。

 

  • 全体的に25OHDの数値が高くなった
  • 重度の慢性痛を訴える人は10.7%減
  • 重度の慢性痛の治療を受ける割合も3.6%減
  • 全体的に睡眠の質が改善、平均して約45分睡眠時間が長くなった
  • 全体的に生活の質が改善、特に肉体的な項目が善くなった

 

 
ちなみに「週に50000IUって多すぎじゃない?!」と思われるかもしれませんが、これについては「週50000IUでうつ病改善&アンチエイジングにも効くよ」というなかなか信頼のおける研究があったり、「今のビタミンD摂取基準は統計エラーで、もっと摂るべき」とまとめた研究もあるので、むしろ現状ではもっとビタミンDは摂るべき!な説が濃厚です。

ということでビタミンDサプリを摂っていると慢性痛、睡眠の質に結構大きな改善がみられました。といっても、ランダム化比較試験(RCT)のように「ビタミンDを摂らないグループ」を設けたわけじゃないので、これだけではビタミンDが慢性痛を改善して睡眠の質をよくする!とは断定できません

そこで2017年に発表されたメタ分析(#2)の登場です。これは線維筋痛症とビタミンDの関係を調べたものです。その結果は次の通り。
 

  • 線維筋痛症の患者の間で目立ってビタミンDが欠乏していた

 
慢性痛を引き起こす線維筋痛症は、もしかするとビタミンDが足りてないと起こるのでは?という可能性を示す結果ですね。こうした病気は睡眠の質を大きく低下させると考えられますし、これを踏まえるとなかなかの信頼性になりそうです。
 

 

 

参考文献&引用

#1 Wei Huang, Shivani Shah,Qi Long,Alicia K. Crankshaw,Vin Tangpricha, “Improvement of Pain, Sleep, and Quality of life in Chronic Pain patients With Vitamin D Supplemetation“,The Clinical Journal of Pain,Vol.29,No.4,pp341-347,2013.

#2 Atekeh Hadinezhad Makrani1,Mahdi Afshari2,Marayam Ghajar1,Zahra Forooghi1,Mahmood Moosazadeh,”Vitamin D and fibromyalgia: a meta-analysis“,The Korean Journal Of Pain,Vol.30,No.4,pp250-257,2017.

# Wikipedia「線維筋痛症」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%9A%E7%B6%AD%E7%AD%8B%E7%97%9B%E7%97%87#%E5%8E%9F%E5%9B%A0「2018年3月31日アクセス」

# BML「生化学的検査」
http://uwb01.bml.co.jp/kensa/search/detail/3304476「2018年3月31日アクセス」