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【2019年版】WHO(世界保健機関)が打ち出した「世界ノータバコデー」をザックリまとめてみた。

【2019年版】WHO(世界保健機関)が打ち出した「世界ノータバコデー」をザックリまとめてみた。

赤羽(Akabane)

今回は「WHOが毎年発表しているノータバコデー」についてのお話です。

【2019年版】WHO(世界保健機関)が打ち出した「世界ノータバコデー」をザックリまとめてみた。

2019年の5月にも資料(#1)が発表されていたので、その中身をザックリまとめました。喫煙の危険性をイマイチ実感できない方や、あまりよく分かっていない方はぜひ一度。

2019年版!WHOの「世界ノータバコデー」

まず今年のスローガンは「タバコと肺の健康」で、特に肺への悪影響にフォーカスしていました。

ではタバコはどのくらい危険なのか?年間の死亡者数グラフから、たばこが原因で亡くなった人の内訳を見てみましょう。

【2019年版】WHO(世界保健機関)が打ち出した「世界ノータバコデー」をザックリまとめてみた。

(#1)を参考に筆者作成。

タバコの能動&受動喫煙も合わせると、年間死亡者数の10%以上も占めていることが分かります。これは単純計算で4秒に1人がタバコによって亡くなっているのに相当するとのことで、喫煙者にとっては目が覚めるような数字かと思います。

では次にタバコの肺への悪影響を、疾患別にリストアップして見てみましょう。

肺結核

未だに猛威を振るう感染症と言えば「結核」ですが、2017年にも160万人もの人たちが結核によって命を落としたようです。

結核には症状が現れない潜在結核という段階もあって、このステージから結核が症状を現すステージへの移行は何としても防ぎたいもの。しかしこのステージ移行のリスクがたばこによって2倍以上に高まってしまうとのことで、喫煙が肺にダメージを与えて結核にかかりやすくなるのは間違いなさそうです。


肺がん

タバコは肺がんの最大の原因で、毎年120万人ほどが亡くなっているそうです。喫煙者が一生涯のうちで肺がんを発症するリスクはなんと非喫煙者の22倍で、受動喫煙の場合でも30%のリスク増加があるみたい。

ただし10年間の禁煙で、喫煙を続けている人よりも肺がんの発症リスクは半分ちかくまで減ります。思いたったらすぐに禁煙しましょう。


喘息

喘息は肺までの気道が炎症を起こして呼吸が難しくなる疾患で、WHOによると、推定で2億3500万人もの人たちが喘息で苦しんでいるとのこと。

タバコは喘息を発症したり悪化させたりする大きな原因で、喘息持ちの子どもたちも世界中でかなり多いです。で喘息による死亡者のうち、9人に1人はタバコが原因であるという調査結果も出ています。


慢性閉塞性肺疾患(COPD)

COPDは症候群みたいなもので、肺気腫や慢性気管支炎などの疾患を含む肺の病気です。2016年には、2億5100万人もの人たちがCOPDを抱えているという調査結果が出ていて、タバコはその最たる原因です。

5人に1人の喫煙者は一生涯のうちにCOPDを発症して、COPDによる死亡のおよそ半分はタバコが原因だと推定されています。特に若くしてタバコを吸い始めた場合には、肺の成長や機能が早期から低下し始めるので、余計にCOPDにかかりやすくなる恐れがあるのだそう。

禁煙は今からでも遅くはない

とはいえ「今から止めてもなぁ~」「もう何十年も吸ってたら今やめたところで変わらないでしょ」といった考えもあるかと思います。

これについては、もちろん「禁煙で吸う前の肺に元通り!」みたいな話はあり得ませんが、少しでも健康な肺に近づけることならできるというのが近年の定説です。

例えば、禁煙からたった2週間で肺の機能が改善した!という報告があったり、肺の疾患を発症してしまった後でも、禁煙によって治療の結果が善くなる傾向があったり、何かとメリットは見込めるかと。

では最後にWHOの言葉を引用して結びです。

人生は息を吞む瞬間で溢れている。
タバコにはその一瞬ですら入り込む余地を与えてはならない。[筆者訳]

赤羽(Akabane)

私はたばこを吸ったことがないので分かりませんが、依存によって止められない人が多いのも事実かと思います。そこで科学的に見て禁煙率が高い禁煙法などを紹介していますので、興味のある方は以下もご覧ください。

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参考文献&引用

#1 World Health Organization. CHOOSE HEALTH NOT TOBACCO. accessed on 23rd Nov 2019.