「誠実性」が高い人ほど年をとっても健康で老けにくい!というメタ分析。

2019年5月1日その他ストレス対策, 体の仕組み

正確無比な性格診断『ビッグ5』

ビッグ5 科学 性格診断

この前は、性格診断をやるなら科学的には「ビッグ5」が良い!という話をしました。これは簡単に言うと、
 

  • 誠実性(勤勉性)
  • 神経症性
  • 開放性
  • 協調性
  • 外向性

 
この5つの特徴にそれぞれどの位当てはまるか?を診断するテストのこと。詳しくは以下をザっとご覧いただくとよろしいかと思います。

「誠実性」の高さはアンチエイジングに関係大あり?!

ビッグ5 勤勉 真面目 誠実性

ということで今回はそんな中でも「誠実性」について。ちなみにこの特性はビッグ5の中でも生きていくうえで特に大事な要素なんではないか?と考えられていたり。
 
 
そして今回誠実性が高い人たちに朗報が。参考は2014年に発表されたメタ分析(#1)でして、どうやら「誠実性」スコアが高いと体内の炎症レベルが低かったようです。この炎症は、慢性的に続くと体がどんどん老化していくんで、当ブログでも色々と対策をしている大敵であります。
 
 
ではまず研究の内容をザっと覗いてみると、
 

  • 3つの大規模なデータを精査(総参加者26305人、平均年齢29、55、68歳)
  • メタ分析は7つの研究を精査
  • 炎症のバイオマーカーとしてCRP(C反応性タンパク質)とIL-6(インターロイキン6)を測定

 
こんな様子。大まかに言うと、幅広い年齢層の参加者を使ってビッグ5の「誠実性」スコアと体内の炎症レベルの相関を調べたんですね。すると結果は、

 

  • 誠実性が高いほど体内の炎症レベル(CRP,IL-6)が低かった
  • 誠実性最高ランクvs最低ランクで比べると50%も炎症レベルが低かった
  • 開放性も炎症レベルの低下と相関があった(CRPのみ)

 

こんな感じになりました。つまり誠実性が高い人ほど老けにくく慢性病にかかりにくい可能性がある、と。更に言うと、

 

  • 誠実性レベルが1アップするごとに体内のCRPの医療的な基準値を超えるリスクが10~15%下がった

 

こんなことも分かっていたり。ちなみにこうした結果になるメカニズムとしては、以下の3つが主に挙げられておりました。
 

  • 誠実性が高いとストレスを余計に感じない傾向がある
  • 健康な体型を維持する傾向がある
  • 不健康な習慣が少ない傾向がある(喫煙、運動不足、食生活の乱れなど)

 
上記3つはどれも慢性炎症の原因として悪名高いですし、これらメカニズムは割と信頼のおける内容ではないかと思います。こうした人生を左右する大事な要素が、少なからず遺伝の影響を受けてしまうというのは何とも悲しきかな..。

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赤羽(Akabane)

ということでビッグ5テストが気になる方は、過去の「簡易版ビッグ5診断テスト」をお試しあれ。

参考文献&引用

#1 Luchetti M, Barkley JM, Stephan Y, Terracciano A, Sutin AR,”Five-Factor Model Personality Traits and Inflammatory Markers: New data and a meta-analysis“,Psychoneuroendocrinology. 2014 Dec;50:181-93.