あなたも無意識にやっているかも。ストレスを乗り越える力「レジリエンス」を無力化する【3つのP】とは?

あなたも無意識にやっているかも。ストレスを乗り越える力「レジリエンス」を無力化する【3つのP】とは?

赤羽(Akabane)

今回は「ストレスを乗り越えるレジリエンスを無力化する3つのPって何?」というお話です。

あなたも無意識にやっているかも。ストレスを乗り越える力「レジリエンス」を無力化する【3つのP】とは?

レジリエンスは、簡単に言うと「辛い逆境を乗り越える力」で、そういった経験や悩み事など、メンタルがやられそうな事に対してもめげずに適応していく能力のことです。

では軽くおさらいも済んだところで、本題に入りましょう。

レジリエンスの父が提唱する「レジリエンスを無力化する3つのP」とは

「レジリエンス」という概念を広めた第一人者である、ペンシルバニア大学のマーティン・セリグマン教授によると、レジリエンスを妨げる3P(#1)とは次のような思考のクセだそうです。

レジリエンスを妨げる3P

  • Personalization(個人化):何か悪いことやネガティブなことが起こった時に、それを「全部自分のせいだ..」と思い込む
  • Pervasiveness(広汎化):何か一つ悪いことやネガティブなことが起こった時に、そのせいで「もう終わりだ..」と何もかもがダメになったと思い込む
  • Permanence(永続化):何か悪いことやネガティブなことが起こった時に、それがこの先もずっと続くものだと思い込む

皆さんもどれかしらは身に覚えがあるのでは?私は嫌なことがあった時によく「永続化」の罠に引っかかっていました(笑) これは心理学でも「持続性バイアス」として有名な認知の歪みで、その出来事がずっと続くかのような感覚になって、途方もない絶望に襲われます。

「個人化」は自分を責めてしまう癖がある方や、責任感が強すぎる方に、「広汎化」はシンプルに物事を捉えすぎる方なんかに有りがちな問題ですね。

赤羽(Akabane)

今回登場した【3つのP】は、どれも認知の歪みとして認知行動療法なんかでも対策されている厄介なバイアスです。バイアスは存在を知っておくだけでも一定期間は対処できるようなので、この記事を読んだだけでも多少なりともメリット有りかと思われます。

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参考文献&引用

#1 GROWING RESILIENT, 3 P’s. accessed on 26th Sep 2019.