人生に大切な「レジリエンス」は科学的に最強なアレとアレで鍛えられるぞ!というメタ分析

2019年3月29日CBT(認知行動療法), ブログ運営者が考察してみた。, マインドフルネス, 人生を上手に生き抜くテクニック

困難や逆境には最強の宝具「レジリエンス」を持って立ち向かえ!

レジリエンス 逆境

当ブログでも過去に登場した「レジリエンス」ですが、これは簡単に言うと“逆境や困難な経験から立ち直って適応する能力”のこと。これがアンチエイジングの肝でもあるストレス対策に非常に重要になってくる!という話を以前しました。詳しくは以下でザックリ書いておりますので、1~2分時間があれば是非。

 

「レジリエンス」を極めるには科学的信頼の厚いアレとアレが良いらしい

レジリエンス ストレス 

といったところで、今回は「レジリエンスを鍛えるには何をすればいいの?」という疑問にタックルしていこうと思う次第であります。参考になるのが2018年にニューサウスウェールズ大学教授らが発表したメタ分析(#1)でして、論文の主題が「Road To Resilience(レジリエンスへの道)」という何ともイカした内容です。概要はザっと以下の通り。
 

  • 11件のRCT研究を精査
  • 4件がCBT(認知行動療法)、2件がマインドフルネス、5件が両方のミックスでレジリエンス向上効果があるか?を調査
  • 効果の差は“各トレーニンググループ” vs “ウェイトリストグループ(何もしない)”で対決
  • 訓練は1回2時間のみのものから数回にわたって計28時間行うものまでいろいろ

 
簡単に言うと、当ブログでもおなじみの認知行動療法マインドフルネスの訓練によってレジリエンスが鍛えられるか?を見たんですね。すると結果はこんな感じに。
 

全体としての結果
  • 全体的に認知行動療法とマインドフルネスはレジリエンスを中程度アップさせた(効果量:0.44 (95% CI 0.23-0.64))
  • 質の高い研究5件のみで再度効果を測定しても同じくらいの効果だった(効果量:0.50(95% CI 0.22-0.79))
各ジャンルごとの結果
  • ミックス..中程度の効果!(0.51 (95% CI 0.12-0.91))
  • 認知行動療法..小程度の効果!(0.27 (95% CI 0.05-0.50))
  • マインドフルネス..中程度の効果!(0.46 (95% CI 0.10-0.82))
  • 6ヵ月間(今回の研究では長期)の訓練をした場合..認知行動療法、マインドフルネスともに中~大の効果が!

 
ということで全体的に芳しい結果になりました。認知行動療法もマインドフルネスも、またそのミックスでもレジリエンスは鍛えられる!と考えてよさそう。

とはいえ期間は長くても6ヵ月ですし、“結果のバラつき”もかなりみられるので、長期に安定した効果が得られるかどうかはまだ際どいところ。この点はそもそも、特にマインドフルネスは効果に個人差が出やすい傾向にあるので仕方がないですが。(個人のテクニックなどに左右されやすい)

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赤羽(Akabane)

結論、一般的に言えば認知行動療法とマインドフルネスの特訓でレジリエンスが鍛えられる可能性は大。ただしこの手のジャンルは個人差が大きいので、まずは実際に試してみるのがよろしいかと思います。今回の研究では以下のようなトレーニングを行っていたとのことですので、併せて読んでおくと取り入れやすいかも。

参考文献&引用

#1 Joyce S, Shand F, Tighe J, Laurent SJ, Bryant RA, Harvey SB,”Road to resilience: a systematic review and meta-analysis of resilience training programmes and interventions.“,BMJ Open. 2018 Jun 14;8(6).