ダークチョコレートを食べ続ければ認知機能が改善&神経成長因子もドバっと放出!という実験結果

2020年2月24日その他食品, 栄養成分、物質, 認知と五感

ダークチョコレートを食べ続ければ認知機能が改善&神経成長因子もドバっと放出!という実験結果

ダークチョコレートを食べ続ければ認知機能が改善&神経成長因子もドバっと放出!という実験結果

今回は「ダークチョコで認知機能が改善!」というお話です。
 
 
ダークチョコはカカオ含有量が豊富で、カカオポリフェノールが脳機能に良い影響を与える!というのも兼ねてから言われていたことです。
 
 
ではこのテーマについて、日本で行われた最新のデータを見ていきましょう。
 

島根大学が森永の出資で行ったチョコの比較実験

2019年に島根大学が発表したRCT(#1)では、18名の健康な若者(21〜30歳)を対象に、彼らをランダムで次の2グループに分ける実験を行いました。

 

  • ダークチョコ(10名):30日間毎日カカオ70%のダークチョコを食べ続ける
  • ホワイトチョコ(8名):30日間毎日カカオの入ってないホワイトチョコを食べ続ける

 

実験前後と実験終了から3週間時点、計3回の血液サンプル採取や認知テスト、脳のスキャンを実施して、実験が終わって3週間はチョコを食べないように命じたみたい。これは「チョコをしばらく食べなくなったらその後効果はどうなるの?」という疑問を調べるためですね。
 
 
するとこの結果、次のようなことが分かったようです。

 

  • ダークチョコを食べたグループで実験前後を比較して正答率が高くなっていた
  • ダークチョコを食べなくなって3週間経った後も、僅かながらチョコの認知テストスコアアップ効果が続いていた
  • ホワイトチョコでは特に認知機能のアップは見られなかった

 

どうやら全体で見るとダークチョコのほうに軍配が上がるみたいです。こうした結果を裏付けるデータとして、ダークチョコで実験後に脳内のNGF(神経成長因子)が増えていたようですね。
 
 
ちなみに「頭が良くなる!」と言われるBDNF(脳由来神経栄養因子)も測定していましたが、こちらはダーク・ホワイトチョコ両者で特に変化は見られなかった模様。
 

注意点・まとめ

ただし注意点もあって、今回の研究は「ココアはやっぱり」でお馴染みの森永が出資を行っています。実験内で使われたチョコも森永なので、つまり出資バイアス(企業にとって都合のいい結果が出やすくなる)が働いている可能性があるということです。
 
 
では以上も踏まえて、最後にまとめを見ていきましょう。

 

ポイント
  • カカオが豊富に含まれるダークチョコは認知機能を改善してくれる!
  • 実験でも、ダークチョコを食べ続けたグループで認知スコアが高くなっていた
  • 砂糖の摂りすぎに気を付ければ、ダークチョコを程々に食べるのは脳にイイかも
 

こんな感じでしょうか。他にも同様の結果が出ていることを考えれば、ダークチョコの認知機能への効果はなかなか見込めるんでは?と思います。

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赤羽(Akabane)

私もたまにダークチョコは口にすることがありますね。あのほろ苦さが絶妙で飽きがこないのでそこが逆に恐いですね(笑) お菓子の代替品として取り入れてみるのもアリでしょう。

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参考文献&引用

#1 Eri Sumiyoshi, Kentaro Matsuzaki, Naotoshi Sugimoto,et al. Sub-Chronic Consumption of Dark Chocolate Enhances Cognitive Function and Releases Nerve Growth Factors: A Parallel-Group Randomized Trial. Nutrients 2019, 11(11), 2800.