朝ご飯をしっかり食べる「朝型プチ断食」で面白い結果が出ていた件。

2019年6月18日プチ断食, 体の仕組み, 考察編

朝昼しっかり食べるプチ断食で二型糖尿病が改善?

今回は「朝型プチ断食」というものについてのお話です。
 
 
まずプチ断食とは何ぞ?というところですが、簡単に言うと「断食のゆるいバージョン」のこと。まだ信頼のおけるレベルの研究は少ないながらも、ある程度のダイエット効果は保証されていたりと希望が持てる分野ではあります。

朝しっかり食べるプチ断食で希望の持てる結果が

ではここからが本題です。今回は新しいプチ断食の形とその健康効果を共有します。
 
 
これは2018年にペニントン・バイオメディカル・リサーチセンター(#1)が発表した研究(#2)でして、「朝食とお昼をしっかり食べるプチ断食ってどうなの?」という疑問を調べてくれております。
 
 
実験では12名の糖尿病予備軍の患者を対象に、次の2つのグループに分けました。
 

  • 朝型プチ断食グループ..朝8時から昼2時までの6時間で3食、以降18時間は断食状態(朝7時、朝10時、昼12~2時)
  • 一般的な食事グループ..朝8時から夜8時までの12時間で3食、以降12時間は断食状態(朝7時、昼12時、夜6~7時)

 
そして各グループで5週間過ごした後、グループを入れ替えてまた同じ流れを繰り返す、といった内容です。
 
 
ちなみに測定したのは、空腹時血糖値、酸化ストレス、空腹レベル、血圧、空腹時インスリン、β細胞(膵臓から分泌されるインスリンと深い関係)の活動などなど。
 
 
ではこの結果を見てみると、

 

  • 朝型プチ断食はインスリン感受性を高めた
  • β細胞の活性化によるインスリン分泌機能改善
  • 血圧が低下
  • 晩飯時の空腹感が減った
  • 酸化ストレスのマーカー(血中アイソプロスタン)も改善した
  • 体重は両グループで約1kg減量したが大差はなし
(#2)より引用。
 

こんな感じになりました。まとめると、朝型プチ断食で糖尿病リスクがかなり低下、なぜか血圧まで改善!という結果に。
 
 
今回はグループ間でカロリー摂取量もそろえていたので、体重の減少具合に大きな差が出ないのは頷けるところですが、朝型プチ断食は晩飯時の空腹感が低下しているので、食べる量が減って間接的にダイエット効果も見込めそう。
 
 
ただし、この研究はまだ初歩の段階でサンプル数が少ないので一般化できるかはわかりません。更に朝型プチ断食はお昼下がり以降、つまり晩御飯の時間帯はずっと断食状態なので多くの方にとってあまり現実的ではないかもしれません。(飲みに行くのが好きな方、とか)

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赤羽(Akabane)

朝型プチ断食、面白いですね。仕事帰りに飲みに行っちゃうのをやめたい!なんて方はこれを習慣化すればいい感じに“仕事終わりの一杯”を辞められるんではないでしょうか?

参考文献&引用

#1 Pennington Biomedical Research Center,accessed on 23rd Feb 2019.
https://www.pbrc.edu/

#2 Elizabeth F.Sutton,Robbie Bey,Kate S.Early,William T.Cefalu,Eric Ravussin,Courtney M.Peterson,”Early Time-Restricted Feeding Improves Insulin Sensitivity, Blood Pressure, and Oxidative Stress Even without Weight Loss in Men with Prediabetes“,Cell Metabolism,Volume 27, Issue 6, 5 June 2018, Pages 1212-1221.