現代人は食生活の乱れが原因で年間約1100万人が亡くなっていたことが判明。

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アンチエイジングの超重要ポイント:食事

ベジタリアン 健康 リスク

食事は健康に超大事!と言われれば恐らく誰もが納得するかと思いますが、いざ健康な食事を心がけるとなると難しいもの。これにはザっと挙げても、
 

  • 健康によろしくないけれど非常に安価で手に入る食品が増えた
  • 健康によろしくない食品は食事報酬が高いものが多いから止められない
  • そもそも健康な食事って何?状態
  • 人それぞれ好きなもの食べればいいんじゃない?という考え

 
このように色々が理由が考えられます。中には経済的な理由で難しいものもありますが、一方で「健康な食事」の定義については、近年ではだいぶ科学的な意見も固まってきたんではないかと思います。詳しくは記事最後のリンクをご覧ください。
 

 

医学雑誌の権威「LANCET」掲載の大規模研究でわかった現代の食生活の問題点

といったところで今回は、食事関連で最近読んだ為になる論文を共有。これは医学雑誌「LANCET(ランセット)」にも掲載された世界規模の系統的レビュー(#1)でして、2017年時点の195か国を舞台に、
 

  • 世界的にみた食事の内訳って?
  • 各食事が病気に与えていた影響って?
  • どんな食事をしていると死亡率が高い/低いの?

 
を調べた大掛かりな研究。ちなみにここで言う「健康な食事」の定義は、

対象食品&栄養と一日の最適な摂取量定義
◆健康食品(どんどん摂るべき!)
果物…250g(200~250)
野菜…360g(290~430)
豆類…60g(50~70)
全粒穀物…125g(100~150)
種類ナッツ類…21g(16~25)
ミルク…435g(360~520)
◆健康成分(どんどん摂るべき!)
食物繊維…24g(19~28)
魚のオメガ3脂肪酸…250mg(200~300)
カルシウム…1.25g(1.00~1.50)
◆不健康食品(控えめに!)
砂糖入りジュース…3g(0~5)
加工肉…2g(0~4)
赤肉… 23g(18~27)
◆不健康成分(控えめに!)
ナトリウム…3g(1~5)
トランス脂肪酸… 総摂取エネルギーの0.5%(0~1)
オメガ6脂肪酸…総摂取エネルギーの11%(9~13)
*注意点..不健康と分類された食品成分の中にも生きていく上で適量は必要なモノもある

このような感じ。これらは世界各国の信頼性高めな研究を総合して算出したようですが、ナトリウムに関しては、
 

  • 2~3g未満が血圧を下げるのにはベスト!
  • 心疾患を予防するのには4~5gがベスト!

 
こんな風に「どの病気に対抗していくか?」で現状ベストな量にバラつきがあった様子。要は他の推奨量に比べるとまだまだ信頼に足る数値ではない、と。そしてこの大規模な分析からわかったことをザックリ言うと、

 

  • 2017年、塩分の摂りすぎと果物、全粒穀物の摂取不足で年間1100万人が亡くなった
  • 食事が原因の病気や障害で年間255万年が失われた

 

ということがわかりました。何とも人数や年数が莫大すぎて想像がつきませんが、もう少し詳しく見ていくと、

 

  • ナトリウム(塩分)の摂りすぎで300万人が亡くなり、70万年が失われた
  • 全粒穀物の摂取不足で300万人が亡くなり、82万年が失われた
  • 果物の摂取不足で200万人が亡くなり、65万年が失われた

 

この辺りが特に影響していたとのこと。想像以上に多くの人が亡くなっていてビックリしました。一方で現代人が不健康な食品を一日当たりどのくらい摂っていたか?と言うと、

 

  • 砂糖入りジュースを49g
  • 加工肉を4g
  • ナトリウム(塩分)を6g
  • 赤肉を27g

 

健康な食品、成分とは対照的に摂りすぎているようです。特に砂糖入りジュースは推奨量を遥かに超えているので、飲んでも週に1缶くらいまで抑えたほうが良さそう。

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赤羽(Akabane)

まとめると、世界的に見ても我々は食事を見直す必要がありそうです。とはいえ一つ一つ見直すのは面倒かと思いますので、以下のような食事を意識するとシンプルでよろしいかと思います。急には大変なので、ゆっくり食事を見直していくとグッドですね。

 

参考文献&引用

#1 GBD 2017 Diet Collaborators,”Health effects of dietary risks in 195 countries, 1990–2017: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2017“,The Lancet,April 03, 2019.