ワインとビールで飲む順番を変えると二日酔いに影響する?を調べた研究が面白い

ブログ運営者が考察してみた。,


ワインが先か?ビールが先か?ちゃんぽんはダメなのか?

ビール ワイン 順番

当ブログではアンチエイジングの一環で“お酒との付き合い方”についてたまに書いております。昨年はお酒にまつわる衝撃的なメタ分析が幾つか出ておりましたが、今回は「お酒の飲む順番」に関する面白い研究を共有。

これは2019年にヴィッテン・ヘァデッケ大学が発表したRCT研究(#1)でして、表題は『ワインが先か?ビールが先か?それともちゃんぽんはダメなのか』みたいな感じ。つまりワインとビールで飲む順番を変えるとどうなるか?を調べてくれたんですね。ザっと内容を確認しますと、
 

  • 90名の男女を対象に(平均年齢23.9歳)
  • 3つのグループ*に分かれてもらう
  • 実験終了後に二日酔いレベルを測定、これを1週間以上空けてグループを入れ替えてまた行う
*グループ分け
(#1)より引用。
 

こんな感じ。最初のお酒を呼気中アルコール濃度0.05%まで飲んで、次のお酒を0.11%になるまで飲むという流れです。ちなみにビールはアルコール5%、ワインは白ワインで11.1%だった模様。すると結果は、

 

  • グループ間で二日酔いレベルに優位差なし!
  • 男女間でも呼気中アルコール濃度の増加と二日酔いレベルの比率はほぼ同じだった

 

ということで飲む順番は翌日の二日酔いレベルに影響しないことが分かりました。そして男女間でも、若干女性で二日酔い比率が高かったものの、優位な差は見られませんでした。

もう少し詳しく見ていきますと、
 

  • 二日酔いレベルと相関が見られたのは「嘔吐」と「主観的な酔い具合」

 
こんなことも判明。どうやら年齢や性別、好みのお酒、血液や尿検査、アルコールの回りの速さなどは関係がなかった様子。性別が関係ないのは意外でしたね。

結論、飲む量が一緒ならビールが先でもワインが先でも二日酔いには影響しないようです。ただし、今回の研究ではカバーしきれていない部分も挙げられてまして、当研究チームも、

アルコールによる二日酔いの原因はまだ不明確だが、挙げられている要因はあまりに多く、脱水、炎症サイトカインの変化、内分泌系代謝の変化などがある。

と仰ってまして、まだまだ謎は深そうです。

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赤羽(Akabane)

ということでまとめると、少なくとも「ビールが先か?ワインが先か?」みたいな飲む順番は二日酔いにほとんど影響しないみたい。ただし他にも、上で挙げたような色々な要素が複雑に絡み合っているので、細かい解明は今後の研究に期待したいと思います。

 

参考文献&引用

#1 Jöran Köchling ,Berit Geis ,Stefan Wirth ,Kai O Hensel,”Grape or grain but never the twain? A randomized controlled multiarm matched-triplet crossover trial of beer and wine“,The American Journal of Clinical Nutrition, Volume 109, Issue 2, February 2019, Pages 345–352.