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【COVID-19】人類が未知の感染症に過剰反応してしまう3つの要因

【COVID-19】人類が未知の感染症に過剰反応してしまう3つの要因

赤羽(Akabane)

今回は「人類が未知の感染症に過剰反応してしまう3つの要因」についてのお話です。

【COVID-19】人類が未知の感染症に過剰反応してしまう3つの要因

2019年12月末頃、中国でCOVID-19の最初の感染者が出てから、早半年以上が経ちました。今では世界の感染者数も1000万人を超え、各国で「第二波がきた!」なんて騒がれています。

最初に定義しておきたいのですが、タイトルの「過剰反応」というのは、決して「人類がCOVID-19に対して大げさな反応をしている」という意味ではなくて、むしろその脅威のはけ口として、感染者や医療従事者、人種の差別などが起こったり、マスクやアルコール消毒液の買い占めが起こったりする、といった不健全なケースを想定した表現です。

では以上を踏まえて、本題に入ります。

人類がCOVID-19に過剰反応してしまう3つの要因とは?

2020年にトロント大学の研究者らが発表したレビュー研究(#1)によると、私たち人類がCOVID-19に過剰反応してしまうのには大きく3つの要因がある!とのことでした。

早速ですが、順番に見ていきましょう。

  1. 目に見える顕著な脅威
  2. 未知の感染症への馴染みのなさ
  3. 外国人恐怖症(ゼノフォビア)の増長

目に見える顕著な脅威

人間は、目立った脅威に出くわすとその危険性を拡大解釈してしまう傾向があるようです。

コロナ禍の今、TVなどメディアでは連日新型コロナ関連のニュースが報道されていたり、街中ではマスクを着けた人が行き交ってたり、お店の行列ではソーシャルディスタンスが強化されていたりと、どこにいてもコロナの脅威を分かり易く感じられるようになっています。

こういった対策は、感染者数の抑制には繋がり得るんですが、一方で人類のCOVID-19への脅威を増長させてしまうという問題もあります。この辺りは、TVでもよく言われる「新型コロナを正しく恐れる」ということを各自で心がけていくしかないのでしょうな…。


未知の感染症への馴染みのなさ

人間は、新しい・馴染みのない脅威に対してリスクを過剰に評価する傾向があります。これは何となく頷ける話ではないでしょうか。

ワクチンもまだ開発されておらず、空気感染はあり得るのか?みたいな部分もハッキリとは分かっていない…このような状況で、ビビるなという方が難しいですからね。感染を避けるために、普通よりも過剰に予防線を張ってしまうのも理解できます。

そして、この要因への対処法としては、情報・データを増やしていくということが先決です。現代は情報社会で、Google先生に聞けば最新の情報もすぐにアップデートできます。ただし、ネットの情報は膨大すぎて、デマや間違った情報も沢山混じっているというのが玉に瑕ですが..。


外国人恐怖症(ゼノフォビア)の増長

未知の感染症が蔓延している時分には、「外国人恐怖症(ゼノフォビア)」の気運も高まってしまうことが分かっています。
*ゼノフォビアとは、自分が属しているグループ(日本人、都民、村民など規模は問わない)以外の人に対して、強い恐怖や嫌悪感を抱く性質のこと

特に、未知の感染症のリスクを減らそうと心がける時に、上記で紹介したような「過剰反応」が引き金となって、なぜか外国人や他県の人たちを避けたり排除しようとしたりする動きが強まる傾向があります。

また、感染防止を徹底しようとすると同時に、自民族中心主義(エスノセントリズム)や保守主義の風が強まることも分かっています。これらをまとめると、未知の感染症との遭遇は、どうやら自分たちのグループをその脅威から守る方向に人類を突き動かしてしまうようです。


赤羽(Akabane)

というわけで、どれも何となくそうだろうなーという内容でしたが、改めてこういった要因を把握しておくだけでも、メタ認知が働いて自覚ある行動がより一層とれるようにはなるのかな?と思います。

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参考文献&引用

#1 Spike W. S. Lee, Julie Y. Huang, and Norbert Schwarz. Risk Overgeneralization in Times of a Contagious Disease Threat. Front Psychol. 2020; 11: 1392.