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改めてタバコの健康への害とリスクを挙げてみる。

2018年11月8日タバコの健康&経済的被害

 

膨大な種類のガンの温床、それがタバコ。

喫煙のがんリスク一覧
国立がん研究センター がん情報サービスより引用

「タバコは体に悪い!」なんていうのは誰もが知っていることですが、具体的にどう悪いのか?と聞かれれば答えられない方も多いかと思います。そこで今回はタバコの健康被害を片っ端から挙げていくのですが、まず真っ先に筆頭として浮上してくるのはヤツですね。そうです「がん」です。

そしてがんと言えば「国際がん研究機関(IARC)」です。この機関では、科学的根拠に富んだ調査によってがんに関する報告が網羅されています。やはり困ったときは専門家ですね。そしてこの機関のデータを厚生労働省がまとめたレポート(#1)によると、がんとタバコの関係は想像以上にズブズブなようです。

日本人における喫煙者本人への影響(能動喫煙)として,喫煙との関連について「科
学的証拠は,因果関係を推定するのに十分である(レベル 1)」と判定された疾患等は,がんでは,
肺,口腔・咽頭,喉頭,鼻腔・副鼻腔,食道,胃,肝,膵,膀胱,および子宮頸部のがん,肺がん患者の生命予後悪化,がん患者の二次がん罹患,およびかぎたばこによる発がんであった。

夥しい数のがんがズラーっと並んでます。しかもここにあるのは「科学的根拠によって因果関係までほぼ確定!」とされているものたちだけ。科学的根拠はあるけど今のところタバコのせいだとは断定できない、というものも含めるともっとあるということです。
 

 

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ヘビースモーカーほど二型糖尿病のリスクが高い傾向に

Free-Photos / Pixabay

一度かかるととても厄介なのが「糖尿病」ですね。発症すると長い付き合いになります。定期的な通院はもちろん、食事の制限もかなり厳しくなります。「もっと健康に気を遣うべきだった…」なんていうのは後の祭りです。そして中でも全体の90%ほどを占める「二型糖尿病」の原因のひとつには偏った食生活などに加えて喫煙習慣があげられています。

2007年に発表されたメタ分析によると、「ヘビースモーカーになるほど二型糖尿病のリスクが高まった!」と報告されています。またこれとは別に「喫煙者ほど不健康で不摂生な食生活のパターンが見られた!」という大規模なメタ分析もあって、ますます喫煙者は危ないんじゃないかと思います。

 

 

長期の喫煙で年を取ってからの白内障のリスクが高まる

2012年のメタ分析によって、「加齢とともに発症する白内障のリスクがタバコの喫煙で高まった」ことが分かっています。白内障は進行すると失明の恐れがあります。目が見えなくなったら日常に支障が出まくりですので止められるならキッパリ止めてしまうのが吉です。

 

「一本だけ…」本数を減らすならキッパリやめるべし!

Alexas_Fotos / Pixabay

よく「吸いすぎなければ大丈夫」とか「健康のために本数減らした」という話を聞きます。タバコって一度ハマるとなかなか止められないんですね。ですが本当に健康のためを思うならキッパリタバコは断つべきです。

2018年にイギリスの教授らが発表したメタ分析によると、「一日一本のタバコは一日20本以上吸うヘビースモーカーのおよそ50%の心臓疾患のリスクがある」ことが分かったようです。つまり「一本だけ…」と毎回少ない本数を繰り返すだけでも心臓疾患のリスクはグンと上がってしまうのですね。タバコの本数を減らすのはただの気休めになってしまいそうです。

 

喫煙は周りの大切な人たちまでも病気のリスクにさらす

副流煙 受動喫煙 リスク

家族や友人、皆さんの周りにも大切な人たちはいると思います。常々思っていることがあるのですが、どうして多くの人は大切に思っている人たちの前でタバコを吸うのでしょうか。

2005年に発表された疫学研究(#2)によると、タバコの副流煙(受動喫煙)は吸っている当人が背負う不健康なリスクと同等か、それ以上のリスクがあることが分かりました。これは割と世にも浸透している情報だと思いますが、改めて研究を引用します。

血小板や内皮機能、動脈硬化、アテローム硬化、酸化ストレス、炎症、心拍数変動、エネルギー代謝、梗塞(血管が詰まって壊死した部分)のサイズ肥大化

上で挙げたような心臓血管に関わる機能はタバコの煙に含まれる毒素たちにとても敏感に反応するようで、例えばタバコの副流煙を吸ってものの数分経っただけで血小板が吸い始めの喫煙者並みに増えたという報告もあるようです。ちなみに血小板が増えると血栓ができてしまい、動脈を傷つけたり動脈硬化に繋がったりする危険があります。

その他受動喫煙が心臓血管系に及ぼす悪影響は、軒並み喫煙者と大差ないかむしろひどいものでありました。周りの大切な人たちもタバコの健康被害に巻き込むのは避けたいですね。

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マケレリスト赤羽

結論として、タバコは百害あって一利なし!惰性で吸っていたり、それほど依存していない場合はただちに禁煙しましょう。具体的な禁煙策でオススメなのは「If Then プランニング」でしょうか。誘惑に打ち勝って先の目標を達成するのにベストな戦略です。ただ、依存症がひどい場合は病院で診てもらったほうがよろしいかと思います。

 

参考文献&引用

#2 Joaquin Barnoya, Stanton A. Glantz,”Cardiovascular Effects of Secondhand Smoke Nearly as Large as Smoking“,Circulation,Vol.111,pp2684-2698,2005.

#1 厚生労働省「喫煙の健康影響に関する検討会報告書」
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000105624_1.pdf「2018年3月23日アクセス」

# 国立がん研究センター がん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/smoking/tobacco02.html「2018年3月23日アクセス」