【喫煙者閲覧注意】意外と答えられない?たばこが健康にとって最悪な5つの理由

2019年6月10日タバコ

膨大な種類のガンの温床、それがタバコ。

喫煙のがんリスク一覧
国立がん研究センター がん情報サービスより引用

「たばこは体に悪い!」は最早誰もが知る通り。ですが、具体的にどう悪いのか?と聞かれればぱっと答えられないことはないでしょうか?
 
 
そこで今回はタバコの健康被害をザっと挙げてみようと思います。まず真っ先に浮かんでくるのは「がん」でしょうか。
 
 
がんと言えば「国際がん研究機関(IARC)」が有名で、この機関では科学的根拠に富んだ調査によってがんに関する報告が網羅されています。そしてこの機関のデータを厚生労働省がまとめたレポート(#1)によると、がんとタバコの関係は想像以上にズブズブなようです。
 

日本人における喫煙者本人への影響(能動喫煙)として,喫煙との関連について「科
学的証拠は,因果関係を推定するのに十分である(レベル 1)」と判定された疾患等は,がんでは,
肺,口腔・咽頭,喉頭,鼻腔・副鼻腔,食道,胃,肝,膵,膀胱,および子宮頸部のがん,肺がん患者の生命予後悪化,がん患者の二次がん罹患,およびかぎたばこによる発がんであった。

 
夥しい数のがんがズラーっと..。しかもここにあるのは「科学的根拠によって因果関係までほぼ確定!」とされているものたちだけ。今のところタバコのせいだとはまだ断定できない!というものも含めるともっとあるということです。

ヘビースモーカーほど二型糖尿病のリスクが高い傾向に

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お次は一度かかると厄介な糖尿病。発症すると長い付き合いになって、定期的な通院はもちろん、食事の制限もかなり厳しくなります。そして全体の90%ほどを占める「二型糖尿病」の原因の多くは、偏った食生活や運動不足、喫煙などが大きな原因になっているんですね。
 
 
2007年に発表されたメタ分析によると、「ヘビースモーカーになるほど二型糖尿病のリスクが高まった!」と報告されています。またこれとは別に「喫煙者ほど不健康で不摂生な食生活のパターンが見られた!」という大規模なメタ分析もあって、ますます喫煙者は危ないんじゃないかと思います。

長期の喫煙で年を取ってからの白内障のリスクが高まる

2012年のメタ分析によって、「加齢とともに発症する白内障のリスクがタバコの喫煙で高まった」ことが分かっています。白内障は進行すると失明の恐れがあります。目が見えなくなったら日常に支障が出まくりですので止められるならキッパリ止めてしまうのが吉です。

「一本だけ…」本数を減らすならキッパリやめるべし!

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よく「吸いすぎなければ大丈夫」とか「健康のために本数減らした」という話を聞きますが、この辺りはどうなんでしょうか。結論から言ってしまうと、健康に気を遣いたいのであればキッパリタバコは断つべきみたいです。
 
 
2018年にイギリスの教授らが発表したメタ分析によると、「一日一本のタバコは一日20本以上吸うヘビースモーカーのおよそ50%の心臓疾患のリスクがある」とのこと。つまり毎日1本だけでも心臓疾患のリスクはグンと上がってしまうのですね。これは驚き..

喫煙は周りの大切な人たちまでも病気のリスクにさらす

副流煙 受動喫煙 リスク

家族や友人、皆さんの周りにも大切な人たちはいると思います。当然、副流煙はこうした周囲の人たちにも影響しますが、その影響はどの程度のものなんでしょうか?
 
 
2005年に発表された疫学研究(#2)によると、タバコの副流煙(受動喫煙)は吸っている当人が背負う不健康なリスクと同等か、それ以上のリスクがあることが分かりました。これは割と世にも浸透している情報だと思いますが、改めて共有しますと、

血小板や内皮機能、動脈硬化、アテローム硬化、酸化ストレス、炎症、心拍数変動、エネルギー代謝、梗塞(血管が詰まって壊死した部分)のサイズ肥大化

ザっとこんな様子。心臓血管の機能はタバコの有害物質に敏感で、例えばタバコの副流煙を吸って数分で血小板が吸い始めの喫煙者並みに増えたという報告も。ちなみに血小板が増えると血栓ができてしまい、動脈を傷つけたり動脈硬化に繋がったりする危険があります。
 
 
その他受動喫煙が心臓血管系に及ぼす悪影響は、喫煙者と大差なく、むしろひどいものもありました。周囲の大切な人を巻き込むのは避けたいですね。

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赤羽(Akabane)

結論として、タバコは百害あって一利なし!惰性で吸っていたり、それほど依存していない場合はただちに禁煙をお勧めします。具体的な禁煙策としては「If Then プランニング」あたりがおススメ。ただし依存症がひどい場合は、病院で診てもらったほうがよろしいかと思います。


 

参考文献&引用

#2 Joaquin Barnoya, Stanton A. Glantz,”Cardiovascular Effects of Secondhand Smoke Nearly as Large as Smoking“,Circulation,Vol.111,pp2684-2698,2005.

#1 厚生労働省「喫煙の健康影響に関する検討会報告書」
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000105624_1.pdf「2018年3月23日アクセス」

# 国立がん研究センター がん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/smoking/tobacco02.html「2018年3月23日アクセス」