たばこで加齢による白内障のリスクが加速するらしい。

2019年6月12日タバコ

タバコで失明の恐れがある白内障のリスクが高まる

Comfreak / Pixabay

今回は「たばこの害は眼にまで及ぶ」というお話です。
 
 
2012年に発表されたメタ分析(#1)によると、喫煙が長いほど加齢とともに白内障の発症リスクが高まることが分かりました。
 
 
白内障とは目のレンズ(水晶体)が濁ってしまう病気で、ひどくなると失明の恐れもある怖い病です。これは加齢とともにリスクが高まっていくことが分かっていて、ここは何となく分かるかと思います。
 
 
で今回の研究ですが、過去12件のコホート研究と8件の疫学研究から216468名を対象にした大規模な分析になります。日本の研究はありませんでしたが、アメリカやヨーロッパ、アジア圏など割と幅広く調査されています。
 
 
簡単な調査内容は、参加者らの喫煙歴と白内障発症の相関関係を調べました。するとここから分かったのが、

 

  • 喫煙で加齢とともに起こる白内障のリスクが高まった
  • 調査時に喫煙していた人のほうが過去に吸っていた禁煙者よりも白内障リスクは高かった
  • 禁煙の期間が長い程白内障リスクも低下していった(非喫煙者には及ばない)

 

どうやら喫煙が加齢による白内障リスクを加速させる、と。症状が分かりづらくほったらかしにしちゃうケースも多くて、気づいた時には手遅れなんてことも。目が見えなくなると日常生活に相当な支障が出るのでリスクはなるべく低くしておきたいところです。

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赤羽(Akabane)

今回のはあくまで相関関係でしたが、たばこは他にもがんや心疾患、2型糖尿病などの生活習慣病リスクも高めるので、健康を目指すなら真っ先に断つのが先決ですね。

参考文献&引用

#1 Juan Ye,Jinjing He,Changjun Wang,Han Wu,Xin Shi,Huina Zhang,Jiajun Xie,Sang Yeul Lee”Smoking and Risk of Age-Related Cataract: A Meta-Analysis“,Investigative Ophthalmology & Visual Science,Vol.53,pp3885-3895.2012.