【ビタミンD吸収率】ビタミンD2とD3は結局どちらが効果的なのか?【日光、食事】

2019年4月1日栄養成分、物質, 考察編

ビタミンD2 VS D3どっちが効果的なの?論争

ビタミンDサプリ 摂取基準

以前取り上げた「ビタミンDの最適な摂取方法が見えてきた・・かもしれない」の続きになります。テーマはビタミンD2 VS D3でして、結局どっちのほうが健康効果があるの?という疑問に答えております。

前回は「大学のHPに掲載されているだけで科学雑誌に載っているわけではない」ということで信頼性は低めだとしました。がしかし、この度しっかり科学雑誌に載っているのを発見しましたので再共有しておきます。

早速始める前に、まずはビタミンD2とD3の違いを簡単に振り返りましょう。大きく分けると以下のような様子です。

 

  • ビタミンD2… 「植物」のイメージ。キノコなどから摂取できる
  • ビタミンD3… 「動物」のイメージ。食品なら魚介や肉、あとは日光を浴びることで合成される

 

では、実際の研究を見ていきます。

 

 

価格満足度No1

 

 

サリー大学の研究(プレイバック)

研究 メタ分析 

今回取りあげるのは、上で触れた前回の記事でも取り上げたサリー大学が2017年に行ったランダム化比較試験(RCT)(#1)でして、総勢335人の女性を対象にしております。そして参加者らを以下のようなグループに分けて調査しました。

 

  • ビタミンD2(15µg)入りビスケットを食べるグループ
  • ビタミンD2(15µg)入りジュースを飲むグループ
  • ビタミンD3(15µg)入りビスケットを食べるグループ
  • ビタミンD3(15µg)入りジュースを飲むグループ
  • プラセボグループ(何もしない)

 

それぞれのグループで毎日各々の方法でビタミンDを摂取してもらったようです。ちなみにビタミンDは1µg=40IUでして、ここでは一日600IUのビタミンDを平等に摂取しております。結果は以下の通り。

 

  • ビタミンD2グループはジュースで75%、ビスケットで74%、ビタミンDレベルが上がった
  • ビタミンD3グループはジュースで35%、ビスケットで34%、ビタミンDレベルが上がった
  • プラセボグループは25%、ビタミンDレベルが低下していた

 

かなり優位に差が出ましたね。しかも、15µg(600IU)という量は今時の推奨量をはるかに下回っているにも関わらず、です。一応、近年の研究では1日に3000IUくらいが推奨されており、確かに少ないのがわかると思います。

ビタミンD2とD3の間でこうした差が出るのはまあまあ納得できる話でして、「人間が一日の間に摂るビタミンDの90%は日光から」なんて言われてるくらいなんですよ。日光から摂れるのはビタミンD3、つまりこちらのほうが吸収されやすいのではないか?という推測です。

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マケレリスト赤羽

ということで前回の記事の焼き増しみたいになってしまいましたが、割と少ない量でも体内のビタミンD濃度が上がっていたこともわかり、歓喜の内容でした。まとめると、ビタミンDを摂るならD3を積極的に!ということでしょうか。日光を浴びて魚や卵を毎日食べましょう!

参考文献&引用

#1 Tripkovic L, Wilson LR, Hart K, Johnsen S, de Lusignan S, Smith CP, Bucca G, Penson S, Chope G, Elliott R, Hyppönen E, Berry JL, Lanham-New SA,”Daily supplementation with 15 μg vitamin D2 compared with vitamin D3 to increase wintertime 25-hydroxyvitamin D status in healthy South Asian and white European women: a 12-wk randomized, placebo-controlled food-fortification trial.“,Am J Clin Nutr,106(2):481-490,2017.