私が日本の日焼け止めを使わない理由。人気の商品3種類をリストアップしつつ解説

私が日本の日焼け止めを使わない理由。人気の商品3種類をリストアップしつつ解説

赤羽(Akabane)

今回は「私が日本の日焼け止めを使わない理由」についてのお話です。

私が日本の日焼け止めを使わない理由。人気の商品3種類をリストアップしつつ解説

早速ですが、その理由は【現時点で安全性が確実じゃない物質が含まれていることが多いから】です。

2019年時点、日本の日焼け止めには「オクチノキサート」が多用されている

その物質というのが「オクチノキサート」で、成分表記では「メトキシケイヒ酸エチルへキシル」と書かれています。

そもそもこの成分自体は日本では使用を認められているので、その点は問題ないんですが、2019年にアメリカ食品医薬品局が発表した声明(#1)でも、その安全性はまだ保証されないものだと言われているんですね。

では具体的にどんな日焼け止めに含まれているんでしょう?ザっと3つリストアップしてみました。

どれもAmazonで売れ筋の定番商品ですね。こうした有名どころでも、裏をよく見ると「メトキシヘチルケイヒ酸エチルへキシル」が名前を連ねていることが多いです。

日焼け止めの有機化合物はサンゴ礁を石灰化してしまう?!

また他にも理由はあって、日焼け止めの有機化合物は、海やそこに棲む海生生物たちに悪影響かもしれないとの報告(#2)があります。

このうち特に注視されているのが「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」で、どちらもサンゴ礁の石灰化の原因として睨まれています。でも日本ではいずれもOKサインが出たままで、日本、かなり後れを取ってるな~と率直に感じました。

現に2019年、ハワイの州立法として「オキシベンゾンとオクチノキサートが含まれる日焼け止めの一切の販売を禁止する」法案(#3)が可決されました。つまり現地で日本の日焼け止めはもうほとんど見られなくなるということです。

まとめ

では最後に今回のまとめを見ていきましょう。

ポイント
  • 私が日本の日焼け止めを使わない理由、それは現時点で安全性が保証されない物質が含まれているから
  • アメリカFDAも最近待った!をかけていたり、ハワイでは海を守るために特定の物質を含む日焼け止めは販売禁止となった
  • 日焼け止めを塗って海へ入る方は環境への配慮も忘れずに

こんな感じでしょうか。私はもう何年も海水に触れてませんが、念には念をで上にリストアップしたような日焼け止めは使いません。

赤羽(Akabane)

ただ注意したいのは、日焼け止めの使用自体を否定しているわけではないということ。個人的にお勧めな日焼け止めも幾つかあるので紹介しておきますね。購入をお考えの際は、一番上の関連記事も併せて読みつつ検討してみてはいかがでしょう。

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参考文献&引用

#1 U.S. Food & Drug Administration. FDA advances new proposed regulation to make sure that sunscreens are safe and effective. accessed on 6th Oct 2019.

#2 Schneider SL, Lim HW. Review of environmental effects of oxybenzone and other sunscreen active ingredients. J Am Acad Dermatol. 2019 Jan;80(1):266-271.

#3 The Washington Post. Hawaii just banned your favorite sunscreen to protect its coral reefs. accessed on 7th Oct 2019.