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カルシウム”サプリ”は危険!逆効果で心臓疾患のリスクを高める

2018年8月25日サプリメント, 栄養成分、物質


 

カルシウムを摂れ!とすすめられるけど..

高齢者の死亡リスクをぐんと高める病気として骨粗しょう症が挙げられます。みんな知っている通り、カルシウムは骨の形成をする役割があるので、このリスクを避けるためにも毎日カルシウムをしっかり摂取することが推奨されています。

そうして推奨され続けて、今では大勢の人がカルシウムサプリを愛飲しているようです。サプリは一粒で一気に栄養補給できて楽ですからね…。ですがそこで気になるのは「一日どのくらい摂るべきなの?」という疑問。以下の表はカルシウムの一日摂取量の目安です。

 (mg)男性/女性 推奨量 耐容上限量 推奨量 耐容上限量
18~29歳 800 2500 650 2500
30~49歳 650 2500 650 2500
50~69歳 700 2500 650 2500

※健康長寿ネットより引用 

 

ちなみにみんな大好きネイチャーメイドのカルシウムサプリには、一粒で600mgのカルシウムが含まれているようです。

 

 

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カルシウム”サプリ”は効果なし、むしろ心臓疾患リスクを高める

カルシウム サプリ 心臓疾患リスク

2010年のメタ分析(#1)によると、カルシウムサプリでのカルシウム補給は心臓疾患のリスクを高めるようです。研究概要は以下の通りです。

  • 15のランダム化比較試験(RCT)を選出
  • 参加者数は135~5292人
  • 平均年齢は40歳以上
  • 追跡期間は2~4.1年間
  • ほぼカルシウムサプリ単体のみ、ビタミンDとセットで摂るだけのものは除外
  • カルシウム摂取量は一日406~1240mg
  • 年齢や性別、喫煙歴や糖尿病などの要素は調整済み
  • グループ分けは次の通り
  1. カルシウムサプリ単体を毎日摂るグループ
  2. プラセボグループ(何も摂らない)

 

なかなか信頼できそうな内容です。カルシウムの一日の摂取量は、上で紹介した日本の摂取推奨量と耐容上限量にスッポリ収まるくらいの量ですね。

今回、ビタミンDの調整は入念に行われています。なんせ、「ビタミンDサプリの追加摂取で総死亡リスクが下がった!」なんて研究があって結果に大影響を与えかねませんので(笑)何故ビタミンDとカルシウムがよくセットで摂られるのか、それは上で説明した通りです。カルシウムの吸収率がよくなるんでしたね。それでは結果を見てみましょう。

 

  • カルシウムサプリグループは心筋梗塞リスクが31%高まった
  • カルシウムの多量摂取によって心臓疾患リスクが高まるのは、サプリから摂った時のみ

 

 

カルシウムサプリ撃沈な結果に。。原因としては、カルシウムをサプリなんかで摂ると、一気に血中カルシウム濃度が高まってしまって、血管内で溜まることで心臓疾患を招く可能性が考えられていますね。食べ物からであれば急激に摂取することはないでしょうし、心臓疾患のリスクも実際なかったようです。

ここまででカルシウムサプリは心臓に悪そうだということがわかりました。他にも「腎不全の患者でもカルシウムサプリで死亡リスク高まった!」とする報告もあったりしてかなりの信憑性があります。

ということで、カルシウムはサプリからではなくしっかり食事から摂ったほうがいいでしょう。

 

参考文献&引用

#1 “Effect of calcium supplements on risk of myocardial infarction and cardiovascular events: meta-analysis“,BMJ,Vol.341,2010.

#2 Block GA, Raggi P, Bellasi A, Kooienga L, Spiegel DM. “Mortality effect of coronary calcification and phosphate binder choice in incident hemodialysis patients.”, Kidney Int,Vol.71,pp438-441,2007.

# 健康長寿ネット「カルシウムの働きと1日の摂取量」
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-ca.html「2018年4月3日アクセス」