赤羽(Akabane)
今回は「マインドフルネスで孤独感を緩和させるにはアレが大事!」というお話です。
目次
マインドフルネスで孤独感を和らげて人との繋がりを増やすには「あれ」と「あれ」の組み合わせが肝心
早速ですが、このテーマについて参考になるデータを見ていきます。
マインドフルネスで孤独を解決するには“あの二つ”の組み合わせが必須
2019年にピッツバーグ大学が発表したRCT研究(#1)では、「マインドフルネスの特訓が孤独感や人とのつながりを改善してくれるのか?」を調べた実験をしてくれています。
研究の内容は、ザっとこんな感じです。
- 153名の成人を対象に以下のグループに分ける
- 14日間、一日20分スマートフォンを使ってグループごとにやることを行う
- 実験期間の前後3日目で孤独や人とのつながりを測定
・マインドフルネスグループ1..モニタリング&受容トレーニング
・マインドフルネスグループ2..モニタリングトレーニングのみ
・比較グループ..一般的なコーピングテクニック(ストレス対処法とか)を学ぶ
・マインドフルネスグループ2..モニタリングトレーニングのみ
・比較グループ..一般的なコーピングテクニック(ストレス対処法とか)を学ぶ
つまりマインドフルネスが一般的なコーピングテクと比べて孤独に効くのか?そして効くとしたらどんなトレーニングを積めばいいのか?まで調べてくれているんですね。そして結果はこんな感じになりました。
結果
- マインドフルネス1グループで他グループと比べて毎日の孤独感が22%減少した(d=0.44, P=0.0001)
- 人との交流が一日につき2回増えた(d=0.47, P=0.001)
- 一日に交流する人数が1人増えた(d=0.39, P=0.004)
ということで、どうやらマインドフルネスで孤独を和らげるには“受容”と“モニタリング”の組み合わせが欠かせないようです。
詳しくは以下記事で書いておりますが、この2つの要素はマインドフルネスの超重要ポイント。そして当実験の結果、改めて受容とモニタリングが非常に大切なんだ、と。
赤羽(Akabane)
まとめると、マインドフルネスを鍛えるならやはり“受容”と“モニタリング”の練習は欠かせないみたい。マインドフルネスの代表的なトレーニングは過去に紹介しておりますので気になる方は是非に。加えて孤独に効くテクニックについてもご参考までに。
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参考文献&引用
#1 Lindsay EK, Young S, Brown KW, Smyth JM, Creswell JD,”Mindfulness training reduces loneliness and increases social contact in a randomized controlled trial.“,Proc Natl Acad Sci U S A. 2019 Feb 26;116(9):3488-3493.