喫煙者には「アレ」が強い性格の人が多いらしい。

2019年3月29日タバコ, 人間心理, 考察編

「タバコは体に悪い!」は誰もが知る事実だが..

当ブログでは、アンチエイジング対策として真っ先に「喫煙者はまずタバコを止めましょうね!」と注意喚起しております。というのも、タバコは体内に慢性炎症を起こして老化を加速させてしまうからなんですね。有名どころでは10種類以上のガンのリスクを高めたり、たった一本でも心臓疾患のリスクをグンと高めてしまったりと、タバコは百害あって一利なしだと断言できます。だからここを完璧に断てるかどうかが重要なポイントと言えましょう。
 


 

タバコを吸いがちな人によくある性格はアレ!

タバコ たばこ

ここで一つ疑問が浮かびます。「これだけ体に悪いのが分かっているのにどうして吸ってしまう人がいるんだろう?」と。一昔前はただ単にカッコいいから!と吸っている方が多かったみたいですが、どうやらココには人の性格が少なからず関係していそうな予感。

そこで今回は「タバコに手を出しちゃいがちな性格ってあるの?」という点を調査。参考になるのが2015年のアメリカのデータベースを駆使した研究(#1)です。これは1995~2006年のおよそ10年間で2101人を追跡したアメリカの大きなデータセットを調べていまして、アンケート調査の中で以下に答えてもらったんですね。
 

  • タバコを吸ったことがあるか
  • アンケート調査時点で吸っているか
  • 喫煙の習慣

 
こうした質問を1995~1996年時点と、2004~2006年時点の2度にわたってしたようです。更に当ブログでもおなじみの「ビッグ5性格診断テスト」のタイプに照らして、喫煙と性格にどんな関係があるか?を調べたんですね。すると結果はこんな感じに。
 

  • ビッグ5の「神経症性」「開放性」と「タバコを吸ったことがある」に高い相関関係があった
  • 逆に「誠実性」が高い人はタバコ経験が無い傾向にあった
  • 喫煙が習慣化してしまうリスク、10年以上吸い続けてる率は「神経症性」とのみ高い相関があった

 
ということでビッグ5の「神経症性」が高めな人はタバコを吸いがちでしかも長期にわたった吸い続ける傾向に。こうした結果になる要因としては、「神経症性」は心配事やストレスを抱えやすい、というのが最もらしいです。タバコをストレスのはけ口にしてしまうということですね。

一方で「誠実性」は喫煙と逆の相関(タバコとより無縁だった)が見られました。これは前に紹介したとおり、「『誠実性』が高いと不健康な習慣に手をつけにくく、余計なストレスも感じない傾向にある」からだと考えられます。
 

 
ちなみに今回のような傾向は他の研究でも見られまして、例えば2007年のメタ分析(#2)では、「外向性」と「神経症性」が高いとタバコを吸いがち!との結論が出ていたり、はたまた2006年のメタ分析(#3)では、「低い『誠実性』と『協調性』、高い『神経症性』は喫煙のリスクと相関があった!」との結果になったいたり。

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赤羽(Akabane)

結論、現時点で断定できることは「タバコと『神経症性』には高い相関があった!」くらいでしょうか。いかんせん他の要素については結果がまちまちですし、断言まではまだできないかと。ちなみにご自身のビッグ5が知りたい方は「たった5分で細かく分析できる!ビッグ5診断の簡易版」「たった3分10問に答えるだけ!ビッグ5テスト超簡易版」あたりをやってザックリした傾向をつかんでおくとよろしいかと。

参考文献&引用

#1 Zvolensky MJ, Taha F, Bono A, Goodwin RD,”Big five personality factors and cigarette smoking: A 10-year study among US adults“,J Psychiatr Res. 2015 Apr;63:91-6.

#2 Marcus R Munafò,Jessica I Zetteler,Taane G Clark,”Personality and smoking status: A meta-analysis“,Nicotine & Tobacco Research 9(3):405-13 · April 2007.

#3 John M Malouff,Einar B Thorsteinsson,Nicola S Schutte,”The five-factor model of personality and smoking: A meta-analysis“,Journal of Drug Education 36(1):47-58 · February 2006.