嫌いな自分も受け容れる!認知行動療法の分家『CFT(コンパッション・フォーカスト・セラピー)』で人生満足度を上げよう。

2019年8月29日CBT(認知行動療法)

嫌いな自分も受け容れる!認知行動療法の分家『CFT(コンパッション・フォーカスト・セラピー)』

今回は「CFT(コンパッション・フォーカスド・セラピー)」についてのお話です。
 
 
では早速どんなものなのか?を見ていきましょう。
 

「CFT(コンパッション・フォーカスド・セラピー)」とは?

認知行動療法という科学的に信頼性高いメンタル治療法があります。これは簡単に言うと、整形外科のメンタル版で、思考の歪みを矯正していって反芻思考やマイナス思考を正すテクニックのこと。
 
 
そして今回紹介する「CFT(コンパッション・フォーカスド・セラピー)」というのは、この認知行動療法の分家に当たります。
 
 
CFTはイギリスのポール・ギルバート博士が開祖の心理療法(#1)で、特に恥や自己批判、自己否定といったメンタルの問題解決にフォーカスを当てたものです。
 

CFTのメインテーマ「セルフコンパッションを高める」

ザックリ説明に触れたところで、今度はセラピーのメインテーマについて。
 
 
CFTで注目したいのは「セルフコンパッション」という概念で、これは「どんな自分も優しく受け容れる」ことです。つまり、自分で自分を追い込んだり傷つけたりするのをやめて、自分自身に少しだけ優しくできるようになるのが狙いである、と。
 
 
こうした考え方は仏教に通ずるものがあって、日本人は比較的取り入れやすいのでは?と思います。
 
 
では次にCFTの重要なポイントについて。セルフコンパッション研究の第一人者らがテキサス大学で行った研究(#2)によると、セルフコンパッションは以下の3つの要素から成り立っているようです。

 

  • 自分への思いやり
  • 一般的な人間らしさへの理解
  • マインドフルネス

 

ここでいう人間らしさというのは、「人間なら誰でも失敗はするし、間違えることもあるんだよ」という認識のことですね。当たり前のように聞こえますが、こうした共通認識が欠けていると完璧主義に走って致命的なストレスをためることになったりします。
 
 
マインドフルネスについては、一言でいうと「今ここ、この瞬間に意識を向けること」のこと。詳しくは記事最後のリンクで触れています。
 

セルフコンパッションを高める方法

最後に「セルフコンパッションってどうやって高めればいいの?」という部分ですが、ここはその道のスペシャリスト、テキサス大学のクリスティン・ネフ氏が提唱する「セルフコンパッションを高める8つのエクササイズ」あたりが非常に参考になってよろしいかと。
 
 
他で言えば、「慈悲の瞑想」なんかも自己批判癖を直すのに定評があったりしてオススメですね。

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赤羽(Akabane)

CFTの重要ポイント「セルフコンパッション」や慈悲の瞑想については以下で詳しく紹介しています。興味のある方は是非ご覧ください。

CFTに関連する記事はこちらもどうぞ

マインドフルネスについてはこちらをどうぞ

参考文献&引用

#1 Paul Gilbert,”Introducing compassion-focused therapy“,Advances in Psychiatric Treatment, Volume 15, Issue 3 May 2009 , pp. 199-208.

#2 Kristin D. Neff,Katie A. Dahm,”Self-Compassion: What it is, what it does, and how it relates to mindfulness“,Handbook of Mindfulness and Self-Regulation pp 121-137.