赤羽(Akabane)
今回は「緑茶vs.水!インフルエンザ予防のうがいに効果的なのはどっち?」というお話です。
目次
緑茶 VS 水!インフルエンザ予防のうがいにベストなのはどっち?
タイトルが気になる方も居るかもしれませんが、「緑茶うがい」なる言葉がありまして、水で普通にうがいをするよりウイルス感染を予防してくれるのではないか?と言われています。これは緑茶に含まれているポリフェノール「カテキン」のおかげだと考えられているんですね。
緑茶と水のうがいによるインフルエンザ予防効果をまとめたメタ分析
では実際の研究でその効果が証明されているのか?そこで参考にしたいのが2016年に日本の教授らが発表したメタ分析(#1)。研究概要は以下の通りです。
- 3つのランダム化比較試験(RCT)と2つのコホート研究を精査
- 総参加者は1890人、年齢は16~83歳、全て日本で行われた
- 緑茶うがい VS 水うがい or うがいなし
今回使われた研究は5つと少なめですが、それぞれの研究の質はなかなかのもの。ただ、全部日本の研究なので人種の違いなどは考慮されておりません。結果は以下のようになりました。
結果
- 緑茶うがいでインフルエンザ感染リスクが30%減少した
どうやらインフルエンザ予防には「緑茶うがい」に軍配が上がりそうです。これ以外にも緑茶には、「マウスウォッシュ効果がある!」というお口繋がりの効能があったり、「高血圧を改善するのはほぼ確定だ」「緑茶は痩せる手助けをしてくれるよ」とする研究もあって健康に良いのは間違いなさそう。
赤羽(Akabane)
緑茶は血圧の低下にも効果的という報告もありますし、喉が渇いたらとりあえず緑茶が良さげですね。
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参考文献&引用
#1 Kazuki Ide, Hiroshi Yamada,Yohei Kawasaki,”Effect of gargling with tea and ingredients of tea on the prevention of influenza infection: a meta-analysis“,BMC Public Health,Vol.16,No.396,2016.