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空前絶後の“さば缶”ブーム!!
昨今の鯖缶ブーム、すごいですね。スーパーに行けば水煮缶のスペースだけ台風一過のように空っぽ。通販なら!と思ってみてみると結構売り切れになっているものもあったり。主食でほぼ毎日サバを食べる身としては辛い世情です。
このブームは恐らくTVの健康番組で日夜大々的に取り上げられているからでしょう。TVの健康番組はひとつの栄養素だけを取り上げたり、信頼度の低い研究を根拠にしてたりで、何かとツッコミどころはありますが、もれなく鯖缶もメディアの餌食に!
赤羽(Akabane)
健康目的で食べてる方必見。健康に良いさば缶の見分け方
といったところで、今回は曲りなりにもサバの缶詰を130種類ほど食べてきた当ブログ運営者が「健康のための鯖缶選び」についてつらつら書いていこうと思います。まずはザっと鯖缶の種類を挙げてみます。
水煮缶
マルハニチロの超代表的な鯖缶『月花 さば水煮』を食レポしてみた。【5つ星評価、味】
味噌煮缶
ちょうしたの料亭の味!板長さんの鯖缶『さばのみそ煮』を食レポしてみた。【5つ星評価、味】
味付缶
創健社の濃厚鯖缶『さば味付』を食レポしてみた。【5つ星評価、味】
その他
信田缶詰のTVでも話題の代表的鯖缶『サバカレー』を食レポしてみた。【5つ星評価、味】
まずはザっと鯖缶の種類を紹介してきました。ひと口にサバ缶と言っても沢山種類があるのが分かりますね。
そしてこれからは「健康に良いさば缶を見分ける3つのシンプルなルール」を紹介。よく考えると当たり前なことばかりですが、TVでは「サバ缶が体に良い!」と一括りで捉えられがちなので一応書いておきます。
水煮であること
理由は簡単で、水煮ならば大体のケースで余計なものが入っていないからです。味噌煮や味付缶には決まって砂糖が入っていたりして、健康に良い!と思って食べすぎてしまうと逆に健康を害してしまう恐れもあります。
余計なものが入っていない事
お次も上の内容に近いのですが、余計なモノが入っていないことですね。水煮缶を選んだうえでもまだ余計なモノが入っている場合は、なるべく成分表記に「水煮 食塩」とのみ書かれた缶を選ぶのが簡単でよろしいかと思います。
食塩相当量が低いこと
そして最後に食塩が少ない事。塩分を減らしただけで健康になれる!とは限らないのですが、少なくとも日本人の塩分摂取量は世界で見ても多いので、ここに更に上乗せする形になると過多になる恐れが。ちなみにWHO(世界保健機関)の塩分摂取基準量(#1)によると、一日の塩分摂取上限は5gに定められております。一方で日本の厚生労働省(#2)ではこの上限が7~8gと高く設定されているんですね。
これら3つの条件に見事当てはまり美味しい鯖缶とは…?
以上を踏まえて、健康志向なさば愛好家たちにオススメなさば缶を幾つかピックアップしました。ぜひご参考までに。
マルハの看板「月花シリーズ」の代表的水煮缶!
コンビニさばで健康をお手軽に!
SSKセールス安定の看板缶!
◇価格帯(安⇔高):★★★☆☆
◇塩味(薄⇔濃):★★☆☆☆
食塩相当量は0.70gと控えめ。
味も主張しすぎずこの中で一番控えめかも。
濃い味は..という方にぜひ。
SSKセールス珠玉の一缶
◇価格帯(安⇔高):★★★☆☆
◇塩味(薄⇔濃):★★☆☆☆
食塩相当量は0.70gと控えめ。
味も主張しすぎない優しい味。
しょっぱいのは苦手!という方にぜひ。
オールラウンドでオールマイティな最強缶
◇価格帯(安⇔高):★★★★★
◇塩味(薄⇔濃):★★★☆☆
食塩相当量1.1gとやや少なめ。
少々お高いですが、味は一級品。
味と健康の両方をストイックに追い求めたい方にぜひ。
赤羽(Akabane)
参考文献&引用
#1 WHO(World Health Organization) “Salt Reduction”
https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/salt-reduction
#2 厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015 年版)』2015年。
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf