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❝孤独❞は体に悪い。では孤独から抜け出す最も効果的なアプローチは何なのか?

2019年1月21日CBT(認知行動療法), 健全な人間関係を築く

孤独は体に悪い!は近年の科学で証明されてきている。

ストレス 感じ方 レジリエンス

当ブログではアンチエイジングをテーマとして掲げているわけですが、一見関係が無さそうな“孤独”についてよく取り上げていたり。これは「孤独はメンタルを激しく病んで炎症を引き起こす!総死亡リスクも高まる!」という科学のお墨付きが出始めているからでして、むしろアンチエイジングを心がけるなら優先的に対策すべき問題だったのですね。

ちなみに“炎症”とは、当ブログでは最優先に対策をすべき天敵として挙げている老化の原因。詳しくは以下の記事をザっと眺めれば何となくつかめるかと思います。


 

 

孤独対策にベストなのはどれ?を調べたメタ分析

孤独 対策 科学 

ということで命を脅かしかねない“孤独”対策、本筋に入る前にまずは「孤独ってどんな状態?」という部分はハッキリさせておきたいですね。これは孤独研究最新のメタ分析から定義を引用します。

孤独とは、社会的な人間関係における理想と現実のギャップだとされる。孤独と社会的疎外はしばしば混同されがちだが、別物だ。後者は客観的な社会との距離感を指しているが、前者は社会との感覚的な距離感に基づいている。

つまりいくら沢山友達がいようが孤独にはなり得るのですね。これはパリピの皆さんも例外ではなく、もしかすると毎晩クラブで踊っているのは寂しさを紛らわすためなのかもしれません。一方で社会的疎外感、これは距離的な話なので、出家したお坊さんがいい例。

では以上を踏まえて「孤独対策にベストな対策って何?」の部分に入っていきます。参考になるのが2011年のメタ分析(#1)でして、50件もの研究をまとめてくれています。ザっと内容を見ていきましょう。
 

  • 50件のうち20件はRCT(信頼性高めな研究デザイン)
  • 研究デザインごとに効果の高さを割り出した
  • 以下の4つのアプローチの中でどれが一番効果的かを調べた
1.社会的スキルの改善…参加者のコミュニケーションスキルアップなど
2.社会的サポートを受ける…定期的にケアやコンタクトの場を設ける
3.社会的交流の機会を増やす…オンラインチャットや他人との交流の場を増やす
4.不適合な社会的認知の歪みを正す…認知行動療法などをやる

 
ということで以上4つの中でどれが一番孤独に効くのか?を調べてくれたのですね。結果は次のようになりました。

 

  • 基本的にはどの方法も効果に差はなかった
  • 強固なエビデンスになり得るRCTでは「4.不適合な社会的認知の歪みを正す」が最も効果的だった

 

なんと過去にも紹介している「認知行動療法」が最も効果的だという結果に。確かに認知の歪みはストレスの感じ方を大きく変えますし、そういった意味では“孤独”問題の最も根っこの部分にアプローチできるから効果が出たのかもしれません。

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赤羽(Akabane)

結論は、孤独対策にも「認知行動療法」が役立つよ!ですね。具体的にはまず「コーピングレパートリー」を増やしつつ、「自動思考キャッチ」の練習をしていくとよろしいのではないでしょうか。猫背矯正のメンタル版だと思って、ぜひゆっくり認知の歪みも治してみてください。

 

参考文献&引用

#1 Christopher M. Masi,Hsi-Yuan Chen,Louise C. Hawkley,John T. Cacioppo,”A Meta-Analysis of Interventions to Reduce Loneliness“,Pers Soc Psychol Rev. 2011 Aug; 15(3).