低糖質ダイエット VS 低脂肪ダイエット!定番の食事制限は本当に効果があるのか?

2019年4月1日その他ダイエット, ブログ運営者が考察してみた。, 糖質制限ダイエット

 

炭水化物制限 VS 脂質制限ダイエット

糖質制限ダイエット 効果 研究

2014年に発表されたメタ分析(#1)によると、炭水化物制限ダイエットは他のダイエットとさほど効果が変わらなかったことが分かりました。「糖質制限ダイエット」が大流行しました(今もまだ?)が、わざわざ大好きなご飯やパンを制限してまでやることではなかったのですね。研究の内容を見ていきましょう。
 

 

  • 59の論文から、48件ものランダム化比較試験(RCT)を選出
  • 総参加者数は7286人、肥満体型(BMI 25 ≦、平均94.1kg)
  • 調査期間は平均約6ヵ月(24週間)
  • 参加者は次のグループに分類
  1. 低糖質(炭水化物)ダイエットグループ
  2. 普通のバランス食事グループ
  3. 低脂質ダイエットグループ
  • 低糖質…アトキンス、ゾーン、サウスビーチ
  • バランス…ウェイトウォッチャーズ、ジェニークレイグ、ニュートリシステムなど
  • 低脂質…オルニッシュ、ローズマリーコンリー
炭水化物 たんぱく質 脂質
低糖質 ~40% 30% 30~55%
バランス食 55~60% 15% 21~30%
低脂質 60% 10~15% ~20%

 

細かいダイエット法のジャンルから、栄養素のバランスまで詳しく書かれていました。そして結果に大きく影響を与える「総エネルギー量」はしっかり調整されています。結果は以下のようになりました。

 

  • 低糖質(炭水化物)ダイエットは他の食事制限とさほど効果が変わらなかった

 

論文を基に筆者作成

拍子抜けな結果になりました。TVや雑誌であれ程「糖質制限ダイエット!」と叫ばれてた割には飛びぬけた効果はないみたいです。理由は簡単で、炭水化物以外も摂りすぎると普通に太るからです。例えば白米やパンを制限して、代わりにステーキをたらふく食べるとしましょう。すると、ステーキから脂肪をたくさん摂取することになります。脂質1g=9kcalですから、単純計算でも炭水化物の2倍近いカロリーがあります。

ということで、無理して実践するほど効果もないことがわかった「糖質(炭水化物)制限」ですが、今回の研究内で悪い影響も観測されたようです。中でも、アトキンスダイエット中に便秘、頭痛、筋肉のけいれん、下痢などがより頻繁に起こったと報告されています。そんなリスクを冒してまでやろうとは思わないですよね。極度に炭水化物を控えるのはやめましょう。
 

 

参考文献&引用

#1 Johnston BC, Kanters S, Bandayrel K, Wu P, Naji F, Siemieniuk RA, Ball GD, Busse JW, Thorlund K, Guyatt G, Jansen JP, Mills EJ,”Comparison of weight loss among named diet programs in overweight and obese adults : a meta-analysis.“,JAMA, Vol.312,No.9,pp923-933,2014.

# Wikipedia 「アトキンスダイエット」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88「2018年4月17日アクセス」